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【カンヌ映画祭】坂東龍汰&岡山天音、鳴り止まぬ拍手に感涙 門脇康平監督『我々は宇宙人』世界初上映

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2026-05-15 07:48
【カンヌ映画祭】坂東龍汰&岡山天音、鳴り止まぬ拍手に感涙 門脇康平監督『我々は宇宙人』世界初上映
【第79回カンヌ国際映画祭】週間正式出品の映画『我々は宇宙人』公式上映に出席した(左から)岡山天音、門脇康平監督、坂東龍汰(C)Kaede Wakayama
 フランスで開催中の「第79回カンヌ国際映画祭」で現地時間14日、監督週間部門で長編アニメーション映画『我々は宇宙人』がワールドプレミア上映され、企画・脚本・監督を務めた門脇康平、声の出演を務めた坂東龍汰、岡山天音が出席した。

【画像】カンヌで撮影したそのほかの写真

 3人ともカンヌ映画祭は初参加。上映前、ビーチで取材に応じた門脇監督は「長く仕込んできたこの映画が、こんな最高の場所で初めてお客さんの目に触れる。本当にうれしい」とコメント。「僕がカンヌを新鮮な気持ちで感じたように、現地の方々がこの作品をどう思うのか、そのギャップが気になります」と期待を語った。

 坂東は「監督が全力を注ぎ込んだ執念の映画、とてつもない大傑作が生まれた瞬間に立ち会ったと感じています」と熱弁。「日本で育った我々が感じる“ディテールの懐かしさ”が、カンヌの地でどう伝わり、どう受け入れられるのか、今はワクワクでたまりません」と話した。

 岡山も「監督が作り出した世界に、僕自身も一人のファンとして息を呑みました」と作品への思いを明かし、「海辺の片隅に生きる人たちの超個人的な物語が、海を越えてどう届くのか楽しみ」と語っていた。

 上映会場となったテアトル・クロワゼットには、世界各国の映画ファンや業界関係者が集結。上映前には長蛇の列ができる盛況ぶりとなった。

 上映前の舞台あいさつでは、監督週間ディレクターのジュリアン・レジ氏が「今回のセレクションで初のアニメーション映画です。日本から届いたこの作品は、29歳の非常に若い映画作家による初長編監督作品」と紹介した。

 門脇監督は「ボンジュール!」とフランス語であいさつし、劇場を見渡して「満席の会場を見ることができて、本当にうれしいです。皆さんが映画を楽しみ、気に入ってくれることを願っています」と感慨深げに語った。

 坂東は流ちょうなフランス語であいさつを披露し、岡山もフランス語で自己紹介した後、「楽しんでいってください」と観客へ呼びかけた。

 そして上映後、満席となった820人の観客から約7分間にわたるスタンディングオベーションが巻き起こった。鳴り止まない拍手の中、3人は何度も会場へ向けて感謝を伝え、手を取り合って歓声に応えた。

 門脇監督は上映後、「一人、二人で描き始めた映画が、気づいたらものすごく大きくなって。こうして海を越えて、こんなに皆さんが興味を持って、楽しんで笑って……こんなことになるなんて思ってなかったので、全然実感が追いついていない」と涙ぐみながらコメント。

 坂東は「夢なのかなって。反応がすごいです。本当に面白かったってことですよね?」と興奮を隠せない様子を見せ、岡山も「もう熱気が……。これだけちゃんと皆さんに届いたっていうのはうれしいです」と感慨深げ。鳴り止まない拍手と熱狂的な歓声に包まれ、3人にとって忘れられない一夜となったようだ。

 本作は、2022年に“才能が潰されない世の中”を目指して誕生した映画レーベル「NOTHING NEW」による初の長編アニメーション作品。

 門脇監督は、東京藝術大学で絵画を学び、舞台映像やCM演出を経てアニメーション作家として活動してきた。本作では、キャラクターに近い子役を起用し、実際のシーンに近い状況で実写のプレビズ撮影を行うなど、従来の手法にとらわれないアプローチで新たな映像表現を創出した。音楽は、Yaffleが担当している。

 物語の舞台は、平成のとある田舎町。内気で“普通”であることに悩む少年・翼は、小学3年生の春、クラスの人気者で“特別”な存在の暁太郎と出会い、親友になる。2人だけの時間を重ねる中で確かにあった日常は、やがて少しずつ歪み始める。暁太郎はクラスの中で浮いた存在となり、翼はその変化に気づきながらも何もできないまま、取り返しのつかない出来事を迎えてしまう。「もしもさ、俺が宇宙人だったらどうする?」――その一言に込められた意味とは何か。ノスタルジーと不穏さが交錯する、唯一無二の青春ミステリー。

 アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門への選出も決定しており、世界から熱い注目を集めている。

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