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本木雅弘、威厳ある殿の演技に「向いてない…」の本音 黒沢清監督が感心「大スターってこういうこと」

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2026-06-19 18:40
本木雅弘、威厳ある殿の演技に「向いてない…」の本音 黒沢清監督が感心「大スターってこういうこと」
映画『黒牢城』初日舞台あいさつに登壇した本木雅弘 (C)ORICON NewS inc.
 俳優・本木雅弘(60)、黒沢清監督(70)が19日、都内で行われた映画『黒牢城』初日舞台あいさつに登壇した。“言葉で斬られたエピソード”を聞かれた黒沢監督は、撮影現場での本木の一言を明かした。

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 今作は、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞などの受賞歴を持つ米澤穂信氏のミステリーを映画化。黒沢清監督にとってキャリア初の時代劇として、密室と化した“黒牢城”を舞台に、城主・荒木村重(本木)とその妻・千代保(吉高由里子)、地下牢に囚われた天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)らを取り巻く、さまざまな登場人物たちの思惑が飛び交う緊迫の戦国系心理ミステリー超大作。

 黒沢監督は撮影初期に「荒木村重が配下に、殿の威厳をみせるシーンだったと思うのですが、僕がカットと言った瞬間に、本木さんが『向いてない』って言ったんです。これがものすごく衝撃でした」と驚いた。「まず『向いてない』と正直に言葉で言えるのはすごい。殿様の芝居に向いている人なんていない。でもみんな虚勢を張って頑張って演じるんですけど、正直に『向いてない』と言える。大スターってこういうことなんだと思いました。肩肘を張ったりせずに素直に口にしていいんだ、本木雅弘というスターのすごさ」と感心しきり。

 そして「荒木村重ってそういう人だとその瞬間に思ったんです。部下たちの前で殿様として振る舞わないといけないけど、どこかで自分は向いていないと思い続けた人。本木さんの言葉が最初から心に残っていました」としみじみ。

 これに本木は「なんとなく覚えている」とし、「それにずっともがき苦しんだ2ヶ月だったのは確か。監督の演出の中でなにかしらの解釈を尋ねると『それもありますね』と決めつけないでくれた。人間の揺らぎがあってこそ、らしさにつながる。そういったことに救われながらでした」と感謝を返していた。

 イベントには、菅田将暉(33)、吉高由里子(37)、青木崇高(46)、宮舘涼太(Snow Man/33)、柄本佑(39)、オダギリジョー(50)も登壇した。

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