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草なぎ剛、慎吾&吾郎との芝居「照れくさかった」3人だからこそ醸し出せる空気感とは 3人の舞台を「三谷幸喜さんに書いてほしい」【インタビュー後編】

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2026-06-20 07:00
草なぎ剛、慎吾&吾郎との芝居「照れくさかった」3人だからこそ醸し出せる空気感とは 3人の舞台を「三谷幸喜さんに書いてほしい」【インタビュー後編】
香取慎吾&稲垣吾郎との芝居に照れくささを感じた草なぎ剛 (C)ORICON NewS inc.
 稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が主演を務める映画『バナ穴 BANA_ANA』(_(アンダーバー)は穴の絵文字)が、6月27日から公開される。公開に先駆け、草なぎがオリコンニュースのインタビューに対し「3人だからこその空気感」について語った。

【写真】革のジャケットをさわやかに着こなす草なぎ剛

■長い時間を共にした2人への特別な思い

――本人役を演じてみていかがでしたか

役があるとその役に集中しますが、役が自分自身なのですごくドギマギして、恥ずかしかったです。また、慎吾ちゃんと吾郎さんと長くにいますが、そういう人たちと一緒に芝居する方が照れくさくて、やりにくさを感じました。長回しで撮った冒頭部は、海辺での慎吾ちゃんとの何気ない会話のシーンでしたが、フラットな自然の状態にしようと思っても、「普段の感じってどうだっけ」と考えると、段々と訳が分からなくなってきて緊張していました。でも、その緊張を超えてくると、逆に普段の感覚を取り戻してきて、裸にされているような気分でした。

新しい地図を広げた時の最初の3人の仕事が映画で、2弾目ができるところまで辿り着きました。(慎吾ちゃんと吾郎さんの)2人は分からないですが、僕は結構何気ないシーンでもグッときます。幸福感で満たされていましたね。

――チョナン・カンはいかがでしたか

久しぶりの韓国語でしたが、撮影の合間に先生と練習して、すぐに思い出しました。

元々、韓国の映画やドラマが大好きで、熱中した頃の忘れている心をまた思い出して、3人が地図を広げて、右も左もわからない状態でやった気持ちだとか、韓国語を習った時の気持ちとか。初心を思い返すことは大事だと思います。チャンスがあったら韓国でも活動したいなと思います。

――現実と役の境目が曖昧になることはありますか

いろんな役を経験してきたため演じることには慣れていますが、本当に難しい役でした。カットがかかっても、ずっとその作品の世界にいるような感じで、とても不思議で浮遊感のようなものを覚えました。台本も意味が分からないし、撮っていても分からない。でも、それが楽しい。

一方で、作中に息づく感情はリアルで、慎吾ちゃんと吾郎さんと今まで歩んできた道のりがあるので、浮遊感の中で芯は何か食っているというか、グッとくるものがあるような気持ちでした。

■否めない稲垣吾郎ににっこり

――撮影中に起きたハプニングや、こんなはずじゃなかったと思ったことはありますか

海の風が強くて、吾郎さんが“イラチ”していたことです(笑)吾郎さんが湿気で髪の毛がうねることを気にしていて、プロデューサーさんたちは雨と風のレーダーを常に調べていました。僕も吾郎さんのイラチというのは、否めないところがありましたね(笑)。

しかし、ゴロちゃんのためだけでなく、いい画を撮るためには晴れの方がいいこともあるのでベストを尽くして撮影していました。天気との勝負の中で無事に撮影が終わったので、天草の海と山の神が味方してくれたのかもしれないです。自然の神が宿っている気がしました。

■2人の優しさが裏目に

――撮影中の新しい地図の3人でのエピソードを教えてください

僕が見つけたもつ鍋屋さんに3人で行って、柚子胡椒味のもつ鍋を食べました。おいしくて毎日通っていたお店で、プロフェッショナルになったタイミングで、ゴロちゃんと慎吾ちゃんと一緒に行きました。おいしいメニューは全部知っていたので、僕が店員のように切り盛りしていました。締めで僕が雑炊を作ったら、久しぶりに3人で食事したからか少し緊張してしまい、雑炊がビシャビシャになってしまいました。ゴロちゃんと慎吾ちゃんが優しくて、その時は「うまいよ」と言ってくれましたが、なんかリアクションが微妙だと思ったら、後に、その雑炊がビシャビシャだったと聞き、「気を遣ってくれていたんだ」と思いショックを受けました(笑)。自宅に帰ってからは、何回も雑炊をおいしく作る練習をしています。

■長年培ってきた関係性だからこそ成立する演技

――3人だからこそ撮れたと感じたシーンはありますか

全てのシーンにそう感じています。空気感というのは画面から伝わるものなので。例えば慎吾ちゃんとの冒頭では、意味がよく分からないような話をしますが、僕らの関係が何十年も続いているからできるお芝居だと思っています。劇中、取り留めのないような話をしているのですが、関係性がないと間伸びして飽きちゃう可能性があります。

慎吾ちゃんとツヨちゃんが長年培ってきたグルーブというか、ノリや友情があるから、この会話が成立できていると感じています。少し誇らしげな気持ちになりました。こんな取り留めのない会話をほかの人とやってみたらと思うと難しいですが、自然な形で慎吾ちゃんとできました。

――次に3人で挑戦したいことはありますか

舞台をやりたいです。三谷幸喜さんに書いてほしいですよね。三谷さんが手掛けた『burst! ~危険なふたり〜』という慎吾ちゃんとの2人舞台がありますが、3人でもやってみたいです。唯一、舞台は3人でやっていないんですよ。実現できたら面白いなと、目論んでいます。

今作は、2018年に公開されたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』に続き、新しい地図の自主映画第2弾。映画なのか、ドキュメンタリーなのか、現実なのか、妄想なのか。チグハグな出来事が次々と起こり、予測不能な不条理エンタテインメントを描く。

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