エンタメ
2026-07-02 12:00
漫画家・奥田亜紀子氏の短編集『心臓』の中の一編を、『音楽』『ひゃくえむ。』の岩井澤健治氏が代表を務めるアニメーションスタジオ「ロックンロール・マウンテン」が初めて映像化する短編アニメーション『るすばん』が、8月1日より東京・新宿K’s cinemaで1週間限定公開されることが発表された。
【動画】『ひゃくえむ。』スタジオが初の映像化!『るすばん』予告編
本作は、多感な中学生たちの揺れ動く日々をつづった唯一無二の青春漫画『ぷらせぼくらぶ』などで知られる奥田氏の短編集で、「このマンガがすごい!2020」オンナ編 第5位にランクインした作品の1編が原作。1987年8月。大きな家でひとり、留守番をまかされた主人公とっこのある1日。家族が帰ってくるまでの、こどもだけが知っている特別な時間がつづられる。
これまでの主な制作手法であった実写をトレースするロトスコープは使わず、若手スタッフのみで初の全編手描きアニメーションに挑戦。監督を務めるのは、スタジオジブリで演出助手を学んだのち、劇場アニメ『ひゃくえむ。』で初めて長編作品の演出助手を務めた柳澤あゆみ氏。今回が監督デビュー作となる。
この度の劇場公開決定を合わせ、ポスタービジュアルと予告編、場面スチール7点が解禁された。ポスタービジュアルは、「みんなの家に、わたしがひとり。」というコピーと共に、とっこが過ごす懐かしい日本家屋の居間の一角、少女漫画雑誌、恐竜の貯金箱、とっこが描く「てん」の文字、ひとりたたずむとっこの後ろ姿などが散りばめられ、観る人誰もが自分にとっての「あの頃」を思い出すビジュアルとなっている。
予告編は、さまざまな夏の1ページがスケッチされていき、ひとり留守番を任されたとっこの心の内の豊かさとさびしさ、相反する感情が凝縮したものに。さらに、水の中にねこの人形を浸すカットの水の揺らぎ、とっこが横たわる畳の傷みの描写など、アニメーション技術としても細部にまでこだわった制作過程がうかがえ、期待が膨らむ予告編となった。
そして公開決定を受けて、柳澤監督、原作者の奥田氏、企画・プロデュースの岩井澤氏のコメントも到着。柳澤氏は「言葉ではいいようのない瞬間が詰まっている作品です」、奥田氏は「この作品にこめられたのはとても個人的な記憶ですが、私じゃない誰かの古い記憶にまで届くんじゃないかと思っています」、岩井澤氏は「言語化が難しいあの頃の空気感や心象を独自の視点で表現する奥田さんの漫画を、柳澤監督を中心にRRMスタッフが素晴らしいアニメーション映画に仕上げてくれました」とそれぞれコメントを寄せた。
なお、『るすばん』と共に、2010年、岩井澤氏が監督を務めた短編アニメーション『山』の同時上映も決定。漫画家・大橋裕之氏の短編漫画の映像化で、この制作を経て長編アニメーション映画『音楽』誕生へとつながったきっかけの作品。また、公開期間中はそれぞれ異なるゲストを迎え、監督・柳澤氏と連日アフタートークを開催予定。スタッフのコメントや原画、設定資料、原作者・奥田氏によるイメージボードなど、制作の過程を詰め込んだ全52ページのドキュメントブックも劇場窓口にて販売される。
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なお、『るすばん』と共に、2010年、岩井澤氏が監督を務めた短編アニメーション『山』の同時上映も決定。漫画家・大橋裕之氏の短編漫画の映像化で、この制作を経て長編アニメーション映画『音楽』誕生へとつながったきっかけの作品。また、公開期間中はそれぞれ異なるゲストを迎え、監督・柳澤氏と連日アフタートークを開催予定。スタッフのコメントや原画、設定資料、原作者・奥田氏によるイメージボードなど、制作の過程を詰め込んだ全52ページのドキュメントブックも劇場窓口にて販売される。
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