エンタメ
2026-09-20 15:36
俳優の北村匠海が主演する映画『しびれ』(9月25日公開)から、宮沢りえ演じる母・亜樹に焦点を当てた特別予告編と新たな場面写真が公開された。
【動画】宮沢りえ演じる母親の複雑な感情がにじむ特別予告
本作は、『佐々木、イン、マイマイン』『若き見知らぬ者たち』の内山拓也監督が、自身の故郷である新潟を舞台に描く自伝的作品。冬の新潟で居場所とアイデンティティーを探す少年が、大きな愛を知るまでの20年間を描く。
これまで公開された本作の特報や予告編では、北村演じる主人公・大地の視点を中心に物語が映し出されてきた。今回の映像では、もう一人の主人公ともいえる亜樹の人生と、息子に向けた複雑な思いを捉えている。
映像は、たばこをくわえて夜の仕事へ向かう強気な表情や、眉間にしわを寄せながら息子に反発する姿、窓の外を見つめる小さく丸まった背中などで構成。かつて大地に孤独を抱かせるような生活を送った亜樹が、震える声で「母さんは、間違いしか選ばなかったね」と語りかける場面も収められている。母親としての慈愛や葛藤、後悔とともに、一人の女性としての強さと脆さが映し出される。
内山監督は亜樹について、「たまたま運命の掛け違いの中で、なかなか順風満帆とはいかない中で、きっと環境が違えば、愉しく天真爛漫に生きていただろうなと想像させるチャーミングな人」と説明する。
キャスティングにあたっては、ジョン・カサヴェテス監督の『こわれゆく女』で主演を務めたジーナ・ローランズを引き合いに、「“スペシャルな俳優さん”でなくてはならなかった。僕には宮沢さんしか考えられませんでした」と振り返った。
一方、宮沢は内山監督の『佐々木、イン、マイマイン』が好きだったといい、「私の中ではお会いする前から内山監督との信頼関係ができていたと思います。どんな役でも受けたいと思いましたし、この作品に絶対に携わりたいという気持ちでした」と、出演を決めた当時の思いを明かす。
亜樹という女性については、「苦しいことやつらいことをそのまま受け止めていたら生きていけないから、自分の中で変換している人なんだなと思いました。生きるための選択をしていく強い人」と語っている。
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