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100年ぶりに見つかったモネ“幻の絵”が映画に 初共演の林遣都&上白石萌音が謎を追う

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2026-09-24 08:00
100年ぶりに見つかったモネ“幻の絵”が映画に 初共演の林遣都&上白石萌音が謎を追う
林遣都×上白石萌音、初共演映画『モネ 時の海を渡った絵』2027年10月15日公開決定 (C)2027 TOEI
 約100年にわたり所在不明だったクロード・モネの絵画をめぐる実話に着想を得た映画『モネ 時の海を渡った絵』が、2027年10月15日に全国公開されることが決定した。俳優の林遣都と上白石萌音が共演し、国立西洋美術館の礎となった「松方コレクション」に秘められた歴史と、そこから現代の若者へ受け継がれる思いを描く。

【画像】林遣都&上白石萌音の場面写真

 物語の発端となるのは、2016年にフランスで発見されたモネの「睡蓮」連作の一枚。実業家の松方幸次郎がモネから譲り受け、その後長らく行方が分からなくなっていた作品で、修復を経て現在は国立西洋美術館に所蔵されている。

 舞台は、絵が発見された2016年の神戸。造船所で働く青年・園部龍(そのべ・りゅう)は、生真面目な働きぶりから若くして主任を任される一方、かつて思い描いた夢をかなえられないまま、淡々と日々を過ごしていた。

 ある日、園部は造船所の先輩にあたる老人・豊島から、一枚の古びた写真を手渡される。何が写っているのかも判然としないその写真は、造船所の初代社長・松方幸次郎から豊島へ託されたものだった。園部は豊島の孫・杉山華子(すぎやま・はなこ)とともに写真の謎を追ううち、モネの絵がたどった数奇な運命と、松方が美術品に託した願いに近づいていく。

 本作の主人公・園部役を演じる林は、「船を眺めるのが昔から好きでした」と明かし、役作りのため川崎重工神戸工場を見学した際には「想像以上のスケールの大きさに圧倒されました」と振り返る。

 作品については「想いを“未来につなげていく”ということがこの作品のテーマだと感じました」と説明。「たくさんの方の情熱が詰まっているので、しっかりとその想いを届け、皆さんの心にも残るように僕も心を込めました」とコメントした。

 園部と出会い、少しずつ心を通わせていくヒロイン、華子役を演じる上白石は、国立西洋美術館で2025年に開催された「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」でアンバサダーを務めたことがある。上白石は「私はモネの絵が大好きで、劇中のせりふにもたくさんの共感があります。実際に『松方コレクション展』にも行ったことがあるので、今回のご縁がとてもうれしいです」と出演への思いを語った。

 林とは今回が初共演。「落ち着く空気で、どんどん心がほぐされるような感覚でした」と印象を明かし、ロケ地となった神戸についても「街並みも、空気も、地元の方々も素敵で、ずっといたいと思える場所でした」と振り返っている。

 監督は、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』などを手がけた安達もじり。脚本を、連続テレビ小説『舞いあがれ!』の桑原亮子が担当する。東映と神戸を拠点とする映像制作会社ミナトスタジオが製作し、創立130周年を迎えた川崎重工が特別協賛。川崎重工神戸工場でも撮影が行われた。

 安達監督は、本作を「1枚の絵をめぐる『思いのバトンリレー』」と表現。「少し生きづらくて、ちょっとしんどくて……そんな毎日を過ごしていた主人公たちが、この絵の存在を知り、絵にまつわる思いを知り、自分なりに受け取ることで小さな一歩を踏み出していく」と説明した。

 さらに、林と上白石について「繊細に、あたたかく、切なく、優しく表現してくださいました」と語り、「大勢の人の思いを積み荷のように載せた『船』のような作品です。この『思いのバトン』が今を生きる皆さんの心に届くことを願っています」と呼びかけている。

■「松方コレクション」とは?
 松方幸次郎が1916年~約10年の間にヨーロッパ各地で蒐集した美術品のコレクション。その数はおよそ1万点にも及ぶ。第二次世界大戦末期には敵国人財産としてフランス政府の管理下となるが、1959年、日本へ寄贈という形で返還される。その条件としてコレクションを展示するための美術館として、国立西洋美術館が設立された。

■林遣都(園部龍役)のコメント
 船を眺めるのが昔から好きでした。
 造船所で働く園部龍を演じるにあたり実際に撮影前に、川崎重工神戸工場の中を見学させていただき、想像以上のスケールの大きさに圧倒されました。撮影は安達監督をはじめ、ご一緒したことのある信頼できるスタッフの方々で、今回も温かく迎えてくださいました。
 台本を読んで、想いを“未来につなげていく”ということがこの作品のテーマだと感じました。たくさんの方の情熱が詰まっているので、しっかりとその想いを届け、皆さんの心にも残るように僕も心を込めました。
 映画の公開を、楽しみに待っていていただけるとうれしいです。

■上白石萌音(杉山華子役)のコメント
 安達監督が映画を撮影されると聞いて、出演を即決しました。変わらず温かいチームで、撮影初日からリラックスした気持ちで参加できました。
 私はモネの絵が大好きで、劇中のせりふにもたくさんの共感があります。実際に「松方コレクション展」にも行ったことがあるので、今回のご縁がとても嬉しいです。
 林遣都さんとの共演は初めてでしたが、落ち着く空気で、どんどん心がほぐされるような感覚でした。ロケ地の神戸は街並みも、空気も、地元の方々も素敵で、ずっといたいと思える場所でした。
 この映画が皆さまに届く日が、今から待ち遠しいです。

■安達もじり監督のコメント
 クロード・モネが残した1枚の絵画を巡る物語です。その絵は日本の美術コレクター・松方幸次郎に託された後、波乱万丈な道のりを辿り、100年の時を経てルーヴル美術館の倉庫で発見され、現在国立西洋美術館に展示されています。
 モネが絵に込めた思い、大事な絵を託された松方の思い、受け継いで絵を守った人たちの思い、その絵を目にする私たち、今を生きる人の思い──1枚の絵をめぐる「思いのバトンリレー」をたどります。
 少し生きづらくて、ちょっとしんどくて…そんな毎日を過ごしていた主人公たちが、この絵の存在を知り、絵にまつわる思いを知り、自分なりに受け取ることで小さな一歩を踏み出していく。林遣都さんと上白石萌音さんが、繊細に、あたたかく、切なく、優しく表現してくださいました。大勢の人の思いを積み荷のように載せた「船」のような作品です。この「思いのバトン」が今を生きる皆さんの心に届くことを願っています。

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