
TBS日曜劇場『VIVANT』で警視庁公安部 部長・佐野雄太郎役を演じる歌舞伎俳優の坂東彌十郎さんが、撮影の舞台裏や共演者とのエピソード、視聴者の考察に対する思いについて一問一答形式で明かしました。
【写真を見る】『VIVANT・独自インタビュー』公安・佐野部長役【坂東彌十郎】視聴者の考察に感嘆「ジャミーンの一言で僕自身も救われた」
Q:警視庁公安部の佐野部長を演じられていかがでしたか?
「この『VIVANT』という物語自体、自分が今まで経験してきたものと違うので、非常に緊張しましたし、どう入っていけばいいのかなと」
「こういう物語に出させてもらったことっていうのはまずないのと、まして歌舞伎には出てこないセリフばっかりですから。覚えているはずなのに出てこないんですよ。歌舞伎のテンポとも違いますから、そこは苦労しましたね」
警察用語の難しさについて、
「普通の警察用語ではないかもしれないですよね。海外のことや外国人の名前が出てきたり、頭の中がこんがらがっちゃいましたね」と苦笑いを浮かべました。
Q:360度モニターに囲まれたAIハヤトの部屋の撮影はいかがでしたか?
「モニターとしゃべっていると、中の映像が常に動いているんです。酔っちゃうんですよ」と告白。
「『ちょっと目をつむらせて』って言ったりとかありましたけど、もう実際に全部あのままあったわけですから」と明かし、歌舞伎の舞台とは全く異なる環境での苦労を語りました。
Q:佐野部長を演じるにあたってこだわった点はありますか?
「シーズン1からですけども、その世界にいる違和感がないように、周りの方との違和感がないようにすることを心がけていました」
「それこそ、そういう世界は全く想像もつかないわけじゃないですか。まして公安というのは調べてもそんなに分からないので、どう見えるのかとか視聴者の方も含めて、いることが違和感にならないようにしないといけないなと」
Q:監督からのリクエストや、表情の作り方について意識したことはありますか?
「普段、私は歌舞伎をやってるもんですから、あのテンポで話すことはまずない。いくら早口の舞台があってもセリフの切れる間とかもあったりするんですけど、『テンポが遅くならないように』というのはシーズン1の時に言われました」
表情については、
「ついつい作りすぎちゃうんですよね、歌舞伎的にすると。やっぱり舞台でお客様に伝わらなきゃいけない表情もあるので、それを映像でやってしまうと大きすぎちゃうんで。それを抑えながら感情が出るようにしないといけないなと」と語りました。
Q:堺雅人さんとの共演はいかがでしたか?
「堺さん、(しゃべりが)早いんですよね。記憶力もすばらしくて、あれだけの長ゼリフを機関銃のようにしゃべられて」と絶賛。
「気をつけてないと『おお、スゴいな』ってそっちに意識が入っちゃうんですよ。で、いきなり自分のセリフの番になって『あっ』ってなっちゃうのを、そうしないように気をつけてました」と笑顔を見せました。
他の共演者からも「ミスができない」というプレッシャーがあったという長尺シーンについて、自身の演技を問われると、「結構NGが多かったと思います。随分スタッフの方にも監督にも相手役の方にもご迷惑をおかけしたと思います」と恐縮しながら振り返りました。
Q:第1シーズンで共演の多かった阿部寛さんとのエピソードはありますか?
「今回はそうでもないんですよ。第1シーズンの時の方がいつも一緒でしたから」と前置きした上で、「セリフも早いですし、でも和むようにしてくれてましたから」と感謝。
休憩中の会話については、「体の整え方とか鍛え方とか、阿部さんとはそういう話をよくしてましたかね」と明かしました。
Q:同じ歌舞伎俳優の市川笑三郎さんや市川猿弥さんと現場について話すことはありましたか?
「3人が同じシーンになったことは無いんです」と切り出し、「だから『あれどうなってるの?』って。笑三郎さんは(ロケ地に)行ったりしてますから、滅多に行かない海外での生活とか『結構大変でしたね』という話はしました」と回顧。
Q:ドラマの今後の展開はご存じですか? 視聴者の考察も話題になっていますが。
「詳しくは(台本を)読んでないです。リアルタイムで放送を観た時に感動したいので、もう完全に一視聴者ですね」と告白。
視聴者の考察については、「あちこちで出ているのがスゴいなと思うんですよ。皆さんよく考察するなって。僕はもっと気楽に観ちゃってるところもあるのかもしれないですけど、楽しく拝見してます」と感嘆しました。
さらに、劇中で佐野部長に黒幕・スパイ容疑がかけられたことについて、「ありましたよね。でも、あのジャミーンの一言で僕自身も救われたと思いますよ。『いい人だ』という。『あ~よかった』と思ってます」と安堵の表情を浮かべました。
また、外食中にもカウンターの端から「拝見してます」「これからどうなるんですか?」と声をかけられると明かし、「『どうなるんでしょうね?』と言うしかないですよね。『さぁ、楽しみにしてください』というところですよね」と笑わせました。
Q:共演したかった俳優さんはいらっしゃいますか?
「皆さん共演したい方ばかりなんですね。あんまり公安以外のところへ僕が出て行ってないので。話の中では声のセリフのやり取りはあるんですけど、実際には共演してなかったキムラ緑子さん」と回答。
ハヤトの部屋ではお互い録音の声と掛け合いをしており、直接顔を合わせることはなかったと説明し、「アフレコの時があって、『大変そうでしたね』『大変でしたでしょ?』『そうなんですよ』って両方で。『もう戦友ですね』なんて、初めて会ったのに握手した覚えがあります」と微笑ましいエピソードを披露しました。
そして最後の質問ー
Q:坂東彌十郎さんにとって『VIVANT』とはどんな作品ですか?
「新しい世界に連れていってくれた作品ですね。自分の全く想像もしていなかった世界を演じさせてもらったというか、そういうところへ連れていっていただいた作品だなと思います」と感慨深げにコメント。
続編への出演希望について、「それは“有れば”ですが、これだけいっぱいご迷惑をかけてるから、(佐野部長は)出てこないんじゃないかなと思ってます(笑)」とユーモアを交えて語りました。
【担当:芸能情報ステーション】
・10歳若返る?「ジャパニーズウォーキング」…“1日30分”で1万歩歩くよりも効果的 道具いらずで海外で話題【Nスタ解説】
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
・40代から増加「脳梗塞」の初期症状は?「倒れてからじゃ遅い」早期発見のカギ「BE FAST」とは【ひるおび】
