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押井守監督、『装甲騎兵ボトムズ』新作で自虐「まだ疑っている人います?」 作品への想いも明かす

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2026-11-08 13:12
押井守監督、『装甲騎兵ボトムズ』新作で自虐「まだ疑っている人います?」 作品への想いも明かす
映画『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女』完成披露上映会に参加した押井守監督 (C)ORICON NewS inc.
 映画監督の押井守氏が8日、都内で行われたアニメ『装甲騎兵ボトムズ』シリーズの15年ぶりとなる完全新作映画『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女』(全2部作/第1部=11月20日公開)完成披露上映会に登壇した。開口一番「このたびは、信用されていなかった監督の押井です。正直に聞くんですけど、まだ疑っている人います?」と自虐しながら「いちファンとしてリスペクトした作品にしたいと思いましたし、そうなっていると思います」と胸を張った。

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 同シリーズは、アストラギウス銀河を舞台に戦闘と陰謀が渦巻く中、自身の出生の謎を追い、戦いと逃亡を続ける主人公を描いた物語。作中に登場する二足歩行型の人型兵器アーマードトルーパーを、搭乗する兵士たちは、生存率が極めて低いロボット兵器であることから、「最低の野郎ども」という意味で「ボトムズ」と呼び、底辺を表すbottomsにかけて揶揄するなど、ロボットを徹底的に「消耗品」「兵器」として描く、サンライズ制作によるリアル・ロボットアニメ作品となっている。

 1983~84年にテレビシリーズが放送されてから、OVA、外伝、劇場版、イベント上映、書籍化など様々な展開が行われており、今回の完全新作は、サンライズ50周年記念作品として制作され、押井監督のほか、アニメーション制作はサンライズ、制作協力はProduction I.Gが担当する。

 制作する上で大切にしたことを聞かれ、押井監督は「僕の作品であると同時に、世界観を壊さないようにしよう。ただ、それが一番心配されていたと思う。またなにかやらかすんでは、と」と苦笑し「それは考えすぎなんです。僕は職業監督。大事なIPですから。そんなにめちゃくちゃやるわけない。ボトムズのファンだったので、いつか絶対やりたいと思っていた。ようやくその機会がまわってきた。やりたいことが決まっていたのでなにも苦労はなかった。自分のやりたかったことを詰め込んだだけ」と強い想いをのぞかせ、そのやりたいことは「多分20年くらい前かな、決まってましたね」と振り返った。

 新作の物語は、アッシュ(沢城みゆき)の部隊に命じられた敵陣への強行降下作戦に、AT(アーマードトルーパー)のパイロットとしてマキ(安藤麻吹)は参加を決意。生還不可能にも見える作戦の中、戦況は刻一刻と絶望へ向かう。戦火の中でアッシュを追うマキは、やがて彼女に秘められた真実へと近づいていく。

 アッシュ役の沢城は「酷いですよね。基本的に(笑)こんなに地声でしゃべってても怒られない現場はあまりない。こんなに声が低くてもダメ、と言われなくてどんどん大丈夫なのかなってどんどんすごみみたいなものがでてきたかな」と手応え。「人からみるとひどくみえるけど、彼女のなかではポリシーを貫いた結果。ひどさはアクセサリー。本人が貫いているものの純度が高いような。私はそこへ向かっていく感じではあるんですけど、セリフに独得の快感がある。罵詈雑言の気持ちよさ、切れ味みたいなものを感じながら前編を終えました」と演じた感想を明かしていた。

 このほか、安藤、三木眞一郎、上坂すみれが参加した。

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