国内女子ゴルフの開幕戦となる第38回ダイキンオーキッドレディスで岩井千怜（22、Honda）が大会史上2人目となる大会連覇を果たした。岩井はトップと1打差の単独2位でスタートした最終日を7バーディ、1ボギー、トータル10アンダーで逆転勝利。昨季10月の樋口久子三菱電機レディス以来、ツアー通算8勝目となった。

ホールアウト後、岩井は「今日もタフなコンディションだとわかっていたので、もう自分のプレーに集中するのみかなと思って」とラウンドを振り返った。続けて「何個バーディを取ったかもわからないぐらい、もう集中していたので上がってこのスコアってことはすごく自信に繋がります」と安堵の表情を浮かべた。今大会、初日を2オーバーで21位タイとしていた岩井だが、2日目で首位タイに急浮上。3日目には順位を1つ落とし単独2位も通算4アンダーでトップと1打差につけていた。

最終日は圧巻のバーディラッシュで2位に4打差をつけた岩井。連覇を果たした実感はあまりないと話すも「今も一つ、また階段を上ったような気持ちとまたこれからスタートだっていう気持ちで切り替えていきたいと思います」と謙虚に前を見据えた。

最終18番ではグリーン横で双子の姉・明愛（22、Honda）が妹・千怜を見守る場面も。優勝を決めた後には「グッドプレーだよって言ってくれて、私も明愛にグッドプレーって言いました」と笑顔で姉妹の会話を明かした千怜。今季からは“岩井姉妹”で米ツアーに主戦場を移しての挑戦に期待が高まる。千怜は「元気で怪我なくプレーしている姿を皆さんにこれからもお見せできたら」と活躍を誓った。

※写真は岩井千怜選手

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