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史上初!大学生vs実業団 トヨタ自動車が完全優勝!1区吉居が区間賞、3区太田で独走、1度もトップを譲らず、青学は7位【エクスポ駅伝】

スポーツ
2025-03-16 12:27

■大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025(16日、万博記念公園~大阪・関西万博会場、54.5㎞・7区間)


史上初めて大学生と実業団が同じレースを走るACN EXPO EKIDEN 2025、7区間・54.5㎞、全16チームの戦いはトヨタ自動車が優勝。1区の吉居大和(23)、3区の太田智樹(27)が区間賞と盤石なメンバー構成で1区からトップを譲らず完全優勝を果たした。


大学生は箱根駅伝総合優勝の青山学院大、昨季2冠(出雲駅伝、全日本駅伝)の国学院大、学生駅伝3レースで全て2位だった駒沢大とチームが揃った。実業団は今年のニューイヤー駅伝を優勝した旭化成、去年のベルリンマラソンで2時間05秒12秒と日本記録まであと16秒に迫った池田耀平(26)が所属するKaoと2チームが13日に「選手の体調不良や故障によるコンディション不良」で出場辞退。ニューイヤー駅伝3位のトヨタ自動車、4位のGMOインターネットグループは出場となった。


レース前には雨も弱まり、気温は10℃、やや強い風も吹くコンディションとなった。戦いを前に、青山学院の 鶴川正也(4年)と創価大の黒木陽向(3年)が話をするなど箱根駅伝ではあまり見られない姿があった。レースの流れを作る1区(8.9㎞)、スタートから飛び出したのが、ニューイヤー駅伝6区で区間賞を獲得した嶋津雄大(24、GMOインターネットグループ)。その後ろに優勝候補のトヨタ自動車の吉居大和(23)、駒沢大の伊藤蒼唯(3年)らが付いた。4月からGMOインターネットグループに入社する青山学院の鶴川正也(4年)は第2集団で追っていった。


3.5㎞付近で青学の鶴川が先頭集団に追いつき、GMOインターネットグループ、富士通、トヨタ自動車、駒沢大、青山学院大の5チームの争いとなった。


5㎞手前で駒沢の伊藤、青山の鶴川の2人が仕掛けると、その後ろにトヨタ自動車の吉居が付き、富士通の伊豫田達弥(24)、GMOインターネットグループの嶋津が遅れ始めた。7㎞付近で青学の鶴川が遅れ、残り1㎞切って、駒沢の伊藤が仕掛けるがトヨタ自動車の吉居は落ち着いた対応、残り400mでトヨタ自動車の吉居は駒沢の伊藤の顔を伺って前に出ると、ラストスパート、駒沢の伊藤を突き放して区間賞を獲得した。1位はトヨタ自動車、2位は駒沢大、3位は青山学院大、4位に国学院大と大学生が3チームが入った。


2区(5.1㎞)、トップのトヨタ自動車は野村優作(24)、2位の駒沢大で初めての駅伝となった吉本真啓(4年)、2㎞付近で駒沢の吉本が実業団選手を抜き去り、トップに躍り出たが、3.6㎞付近でトヨタ自動車の野村が逆転。さらに4㎞付近で箱根駅伝10区で区間賞の青学・小河原陽琉(1年)が駒沢の吉本を抜き、2位に上がった。


前半は盤石なメンバー構成となったトヨタ自動車はトップでパリオリンピック™10000m代表だった3区の太田智樹(27)にタスキリレー、2位には青学、3位にGMO、4位に駒沢、5位に国学院となった。


最長区間となる3区(12.5㎞)、スタートからトヨタ自動車の太田は2位・青学との距離を広げていった。そして、3位のGMOは2024年12月福岡国際で歴代3位となる2時間05分16秒をマークした青学OBの吉田祐也(27)が登場、かつて自分が着ていたフレッシュグリーンのユニホームを追う展開。4位、5位争いは駒沢の山川拓馬(3年)と国学院の上原琉翔(3年)新チームの主将同士が競り合って上位を追っていった。4.4㎞付近でGMOの吉田が青学の飯田翔大(1年)をとらえて並走、さらに駒沢の山川、中間地点では国学院の上原も2位集団に追いつき4チームとなり、トップのトヨタ自動車の太田を追った。


太田は自分のペースを崩さず、中間地点では完全に単独走、2位集団に1分近い差をつけた。太田は快走で4区のサムエル キバティ(20)にタスキリレー、2位に1分11秒差をつけた。2位には国学院、3位にGMO、4位に青学、5位に駒沢と大学生の粘りが目立つ。


外国人選手も多く配置されている4区(5.4㎞)、トヨタ自動車は倉敷高校で高校駅伝で快走、高校卒業後にトヨタ自動車に入社した。太田の作ってくれた差をしっかりキープ。トップとの差を1分12秒の差で5区の湯浅仁(23)にタスキを渡した。2位にはGMO、3位に国学院、4位に富士通、5位に駒沢、ここまで粘ってきた青学は3人に抜かれ7位に下がった。


5区(10.1㎞)、今年のニューイヤー駅伝ではルーキーで6区を任されて2位の好走を見せたトヨタ自動車の湯浅は落ち着いた走りでトップをキープ、4位の富士通は10000m日本記録保持者の 塩尻和也(28)が好走、3位のGMO・林奎介(28)を抜くと、9㎞付近で2位国学院の野中恒亨(2年)に3秒差と迫った。


トップの湯浅は最後に苦しい走りとなったが2位に57秒差で6区のベテラン・田中秀幸(34)にタスキリレー。2位には国学院、3位に塩尻が区間賞の走りを見せた富士通、4位にGMO、5位に駒沢。


最短距離、スピード勝負の6区(4.7㎞)、大会最年長の田中、苦しい走りとなったが、自身の走りをキープし、区間賞の走りでアンカー7区の内田隼太(24)にタスキリレー。2位争いは1㎞過ぎて富士通の 松枝博輝(31)が、国学院の浅野結太(1年)をとらえて2位に上がった。トップはトヨタ自動車、2位には1分3秒差で富士通、3位は国学院、4位はGMO、5位に2人抜いて帝京大が上がった。青学は8位。


アンカーの7区(7.8㎞)、トヨタ自動車はニューイヤー駅伝には出場できなかった内田、2.3㎞付近で2位のマラソン日本記録保持者・富士通の鈴木健吾(29)を離し、1分6秒と差を広げた。序盤のリードをしっかり守り切り、トヨタ自動車が1区からトップを譲らない完全優勝、実業団チームの強さを見せつけた。


大学生のトップは国学院大が3位、帝京大が4位と好走、箱根総合優勝の青山学院大は7位となった。トップ8には実業団4チーム、大学生4チームとなった。


【大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025】
優勝:トヨタ自動車
2位:富士通
3位:国学院大学
4位:帝京大学
5位:GMOインターネットグループ
6位:駒沢大学
7位:青山学院大学
8位:ロジスティード
9位:創価大学
OP:実業団連合選抜
10位:安川電機
11位:城西大学
12位:住友電工
OP:関西学連選抜
13位:早稲田大学
14位:立教大学
 


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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