
■世界室内陸上競技選手権大会 2日目(日本時間22日、中国・南京)
9月開催の東京2025世界陸上を前に世界の強豪が集結した『世界室内陸上』。男子棒高跳の世界記録保持者のA.デュプランティス(25、スウェーデン)は6m15をマークし大会3連覇を果たした。
この日、最初の5m50を回避したデュプランティスは5m70から挑戦。余裕の跳躍を見せ1回でクリアすると5m80を再び回避。その後、5m90もあっさり越え、5cm高くなった5m95を回避。そして6m00の高さも一回で成功させ、力強くガッツポーズした。この時点で6m00を回避したパリオリンピック™銅メダルのE.カラリス(25、ギリシャ)と2人の優勝争いとなった。
まずは6m05をデュプランティスが成功させると、カラリスも成功し、ギリシャ記録を更新した。バーの高さが6m10になり両者1回ずつ失敗すると、デュプランティスが先に2回目を成功させ、カラリスはこの高さを回避。そしてデュプランティスは6m15を1回でクリア、カラリスが失敗しデュプランティスの優勝が決まった。今月1日に自身11回目となる世界記録を更新(6m27)しただけに12回目の記録更新が期待されたが、このあと世界記録への挑戦はなかった。
デュプランティスは世界室内では2022年、セルビア・ベオグラード大会で当時の世界記録となる6m20をマークし優勝。さらに昨年、イギリス・グラスゴーで行われた前回大会でも6m05で優勝を飾っているデュプランティス。今大会も圧倒的な強さで制し、大会3連覇という偉業を成し遂げた。
9月に開催される東京世界陸上でも注目を集めているデュプランティス。世界陸上では2022年のオレゴン大会、2023年のブダペスト大会と連覇中でオリンピック™でも2021年の東京五輪、昨年のパリ五輪と連覇を達成している。
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