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「マザームーン」発言で異例の隠密選挙 神奈川4区、旧統一教会問題も争点に【衆院選2024】

国内
2024-10-21 18:37

衆議院選挙の投開票日まで1週間を切りました。「神奈川4区」では、旧統一教会との接点を指摘される候補が、街頭活動を告知しない“ステルス作戦”を取るなど、選挙戦は異例の展開となっています。


自民党 山本朋広候補
「旧統一教会の問題、これも私ははっきりとカルトにNOと訴えさせていただいております」


「カルトにNO」。そう演説で力強く訴えるのは、自民党公認の山本朋広候補。事務所の看板にも「カルトにNO」と大きく掲げています。


しかし、過去には…


自民党 山本朋広氏(2017年5月)
「マザームーンに先ほど、カーネーションの花束をプレゼントさせていただきました」


旧統一教会のイベントに出席し、韓鶴子総裁を“最大級の賛辞”を意味する「マザームーン」と呼ぶ姿が報じられ、野党側から批判されました。


自民党 山本朋広氏(2022年8月)
「(Q.なぜマザームーンと呼んでいるのか)事務…、事務所のほうを通してご連絡いただければ…」


度重なる取材にも、本人の口から明確な理由が語られることはありませんでした。


報道陣を入れずに行われた出陣式では、教団との過去の関係について山本氏から「謝罪」の言葉も。


自民党 山本朋広候補
「謝罪をしなければならないし、私自身、猛省をしています。そして彼らとは一切関係を絶つ」


山本候補が釈明に追われる一方、立憲民主党の早稲田夕季候補は、旧統一教会問題をめぐる自民党や山本候補の対応が「不十分だ」と批判します。


立憲民主党 早稲田夕季候補
「(旧統一教会の)団体となぜ付き合っていたのか、こんなにも深く関係があったのかということは国民にきちんと説明責任を果たすべきだと思います」


4区で2連勝中の早稲田氏は、経済政策では時限的な消費税の減税や最低賃金2000円への引き上げなどを主張していますが、「政治改革には政権交代が必要だ」と訴えます。


立憲民主党 早稲田夕季候補
「声はかれても意気込みは決意は変わりません。旧統一教会まみれ、それから裏金政治。まっとうな政治に変えるためには政治改革。政治改革には政権交代しかありません」


一方、“若い世代や女性の声を国政に届けたい”と初出馬したのは、日本維新の会の加藤千華候補。


日本維新の会 加藤千華候補
「国会に現役世代20代、30代、40代、そして女性の声を届けたい」


候補者では県内最年少の26歳、現役の銀行員です。


日本維新の会 加藤千華候補
「重点施策としては、やはり持続可能な観光施策。循環型の持続可能な地域作り、まち作りが大事になってくる」


また、参政党の津野照久候補は、国民が所得からどれだけ税金や社会保険料を払っているかを示す「国民負担率」について、今の45%から引き下げる必要性を訴えます。


参政党 津野照久候補
「総裁の首を変えたって今の石破総理、3年やって27か月実質賃金が上がらなかった、その政策を踏襲するって言ってるんですよね。おかしくないですか。国民の負担を減らす政策が今すぐ必要じゃないですか」


神奈川4区では4人の候補者全員が「経済重視」の姿勢を打ち出す一方、旧統一教会の問題がくすぶり続けていて、有権者はどのような審判を下すのでしょうか。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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