この時期としては過去10年で最多となりました。ノロウイルスなどの「感染性胃腸炎」の患者がいま急増しています。感染を防ぐには“ある場所”でのスマホの利用に注意が必要です。
“過去10年間で最多” ノロウイルスなど
なんだかお腹の調子が悪い…。もしかしたら、今流行している感染性胃腸炎かもしれません。
都内の小児科医院には、症状を訴える患者たちが…
感染性胃腸炎は、ノロウイルスなどに感染することで激しいおう吐や下痢などの症状が出る感染症です。
例年、秋から冬に流行りますが、いまだに患者は増え続けています。2月17日〜23日の1週間では、患者数がこの時期としては過去10年で最多になりました。
乳幼児や高齢者は脱水症状を起こす事もあり注意が必要です。
感染性胃腸炎“トイレでスマホ”要注意
子どもだけでなく大人も注意が必要です。感染性胃腸炎が増えている背景について厚生労働省は、「各地の飲食店などで起きている食中毒もひとつの要因として考えられる」としています。
大阪・河内長野市ではミシュラン掲載歴もある日本料理店「喜一」で、2度にわたってノロウイルスによる食中毒が発生。
食中毒は2025年に入ってから、飲食店、グルメイベント、弁当店のほか、旅館、高齢者施設でも発生。いずれも患者からはノロウイルスが検出されました。
ノロウイルスの特徴の一つは、アルコール消毒が効きづらいということです。
保健師
「予防としてはしっかり手洗い。石けんと流水による手洗いをしていただくことが一番大事」
もう一つの対策は、スマホの使用場所。ある場所では、スマホに触らない方が良いと言います。
クリニックばんびぃに 時田章史院長
「トイレの中でスマホを使うケースが多いと思うが、吐いたり下痢したりという意味では、トイレの中が一番汚染されやすいので、トイレの中でのスマホの使用はもう避けた方がいいと思う。(感染性胃腸炎に)久々にかかったとか、初めてかかった大人の方でも激烈な症状で、辛くなってしまう場合もある」
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
・【検証】「布団の上に毛布」が暖かい説 毛布は布団の「上」か「下」か 毛布の正しい使い方【Nスタ解説】