投開票まであと3日となった千葉県知事選挙。窃盗など県内の犯罪件数が3年連続で増加するなか、各候補者の「防犯対策」を聞きました。
年の瀬に起きた事件は未解決のまま、3か月が過ぎようとしています。
去年12月、千葉県柏市で起きた強盗傷害事件。男2人が住宅に侵入し、鉢合わせた住人の男性を殴ってけがをさせ、逃げました。
被害にあった男性
「(Q.〈犯人は〉何人いましたか?)2、3人。その1人と取っ組み合いをしていた。命があってよかったなって」
およそ3時間後には、柏市から60キロほど離れた旭市でも…。
記者
「鑑識作業が続けられています」
住宅に侵入した男が1階の部屋を物色し、住人の男性の背中を複数回刺して逃げました。
いずれの事件の容疑者も捕まらない状況に、住民は…
住民
「やっぱり不安ですよね。自分で守るしかないんですけれども、何かそういった面で(行政が)力を貸してくれれば」
「やっぱり防犯カメラは必要だよね。すぐにやってくれれば本当に助かる」
「(事件が)あったんで、鍵は万全に全部毎回閉めます。警察が見回るなどの対策もいいと思う」
千葉県警によりますと、去年1年間に県内で確認された窃盗などの犯罪件数は3万8000件あまりで、3年連続で増加。このうち殺人や強盗などの重要犯罪は654件で、前の年と比べ113件増加しているということです。
防犯対策について、千葉県知事選挙の候補者に聞きました。
無所属で2期目を目指す現職の熊谷俊人氏(47)は…。
現職 熊谷俊人氏
「防犯カメラの設置。市町村とかが『この場所に防犯カメラを置きたい』という場所に対して県が補助をしてますが、これを一気に2倍、3倍に予算を増やして、必要な場所にしっかり防犯の目を光らしていく」
また、「最新の捜査ツールを導入して、捜査能力の向上をサポート」するなどして、「千葉県で犯罪するのは割に合わない」を確立するとしています。
無所属で共産党が推薦するジャーナリストの小倉正行氏(72)は…。
新人 小倉正行氏
「犯罪者にそういったことを起こさせないような環境整備。必ず防犯灯と防犯施設を完備させる」
「NHKから国民を守る党」の党首・立花孝志氏(57)は、「どのような犯罪が起きうるのか、千葉県民に対して必要な情報提供を行うことは防犯上極めて重要」としたうえで、「公式SNSの認知度をあげるべきだ」と訴えています。
政治団体「つばさの党」の代表・黒川敦彦氏(46)は、「自治体の防犯パトロールや近隣住民との連携を強化することで、コミュニティの力を発揮し、犯罪を防ぐ」などとしています。
投開票は3日後、16日です。
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