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早期発見が“難しい”「食道がん」自覚症状や発見の機会は?【ひるおび】

国内
2025-04-04 15:16

4月3日、とんねるずの石橋貴明さんが自身のYouTubeチャンネルを更新。食道がんであること、しばらくの間、芸能活動を休止することを公表しました。
診断した医師によると早期に見つかったということで、今後入院し手術の予定ということです。
初期の段階では自覚症状が出にくいという「食道がん」について消化器内科医に聞きます。


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男性に多い「食道がん」

食道は、のどと胃をつなぐ細長い管状の臓器で、頚部・胸部・腹部の3つの部位からなります。
「食道がん」は、粘膜の細胞ががん化することで発症します。


国立がん研究センターによると、食道がんは女性よりも男性に多く、40代後半から罹患率が上がります。


▼喫煙や飲酒
▼栄養状態が悪い
▼果物・野菜をあまり摂取しない
などが主な要因と考えられています。


主な自覚症状は以下の4つです。
▼飲食時の胸の違和感
▼飲食物がつかえる感じ
▼胸や背中の痛み
▼咳、声のかすれ


治療法は、内視鏡手術、開胸手術、放射線治療、抗がん剤治療などがあります。
肺や胃など重要な臓器と近いため、血流やリンパ節も多く、転移しやすいという特徴もあります。


早期発見“難しい”

消化器内科の工藤あき医師によると、食道がんは初期の段階では自覚症状が出にくいため、早期発見が難しいがんとも言われています。


早期発見の機会は、「バリウム検査」や「胃カメラ」。
1年に1回は胃カメラ検査をすることで、微妙な変化を確認することができ早期発見が期待できるということです。


消化器内科 工藤あき医師:
食道がんは男性にリスクがある。そして年齢的にも60代から70代ぐらいが多いという一般的なデータがあります。


恵俊彰:
自覚症状の、胸の違和感・声のかすれなどは日常でもよくある出来事だと思うんですが、特に普段とは違う、見分け方みたいなものはあるんですか?


消化器内科 工藤あき医師:
この4つの症状は、食道にがんがごろっとあるような、進行したときの症状なんですね。
もし気になるようであれば医療機関を受診していただきたいというのはありますけれど、早期の段階でこういった症状が出る可能性はかなり低いので、やはり定期的な検診や人間ドックが必要になってくると思います。


(ひるおび 2025年4月4日放送より)
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<プロフィール>
工藤あき氏
消化器内科医 日本消化器病学会専門医
美容や食生活に関する書籍多数 二児の母


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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