きのう午後、長崎県の対馬から福岡市内の病院に患者を搬送していたヘリコプターが海上で転覆している状態で見つかりました。乗っていた6人は救助されましたが、86歳の女性患者が死亡、2人が心肺停止の状態です。
事故を起こしたのは福岡市東区にある福岡和白病院の医療搬送用のヘリコプターで、きのう午後5時すぎに巡視船が長崎の壱岐島からおよそ30キロ離れた沖合で転覆しているのを発見しました。
記者
「いま、和白病院に救急車が1台入ってきました」
乗っていた6人のうち、機長(66)と整備士(年齢不明)、看護師(28)の命に別状はありませんが、患者のモトイシミツコさん(86)の死亡が確認されました。
付き添いの家族(68)と、男性医師(34)が心肺停止の状態です。
福岡和白病院 富永隆治 院長
「今回の事故は本当に悲痛の極みであります。安全であるという説明を受けて、私も乗って大丈夫だと判断したけど」
エス・ジー・シー佐賀航空 村田将一 安全推進室長
「フロートが開いてますので、不時着水という風に考えられます」
ヘリコプターの運航会社は去年7月に柳川市で墜落事故を起こしていますが、「朝の点検で異常はなかった」と話しています。
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