大阪・西成区で小学生の列に車が突っ込み、児童7人が重軽傷を負った事件。矢沢容疑者の父親が「息子は2年前から身なりも汚くなり、悪いことをしないか心配していた」と明かしました。父親は「俺たちを頼ってくれ」と伝えていましたが、矢沢容疑者は強い殺意をもって犯行に及んだとみられています。
「『俺たち親を頼ってくれ』と話した」 容疑者には自殺未遂の過去も
被害児童が通う小学校では、多くの保護者が登校に付き添いました。
保護者
「きのう(1日)のことがあったので、一緒に付き添いで来た。子どもも怖がっているので」
「すべてが嫌になって、小学校の生徒をひき殺そうとした」
車を運転していた東京・東村山市の無職・矢沢勇希容疑者(28)。父親によると、大学卒業後は放射線技師の仕事に就き、5年前からひとり暮らしをしていたといいます。しかし…
矢沢容疑者の父親
「2年前から無精髭を生やして身なりも汚くなり、大丈夫かな、悪いことをしないかなと心配していたが、『大丈夫』と言うばかりだった」
父親が心配するなか、状況はさらに悪化します。
矢沢容疑者の父親
「おととし(2023年)の大晦日から、去年(2024年)の元旦にかけての深夜、『息子が自殺未遂をした』と警察から連絡があった。理由はわからない。何度聞いても明瞭な答えはなかった。息子の身に何が起きているのかわからなかった」
「『どうにもならないなら俺たち親を頼ってくれ』『どうにもならなくなる前に話してくれ』と話した」
しかし、矢沢容疑者は事件2日前の4月29日に新大阪駅近くのレンタカー店で車を借り、事件を起こしたとみられています。
現場にブレーキ痕がないことから、車は減速せずに児童の列に突っ込んだとみられ、警察は、矢沢容疑者が強い殺意を持って犯行に及んだとみて調べています。
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