世界初、3Dホログラムを導入した渋沢栄一の1万円札。しかし、こちらの偽1万円札はホログラムが光らず、透かしもありません。
【写真を見る】急増するニセ札 去年発見枚数が増加 前年の約4倍に 約65年前には“戦後最大のニセ札事件”も発生
職業不詳の斎藤瑞樹被告(27)は今年2月、都内のコンビニエンスストアで、偽の新1万円札を使い690円分の商品を購入したとして警視庁に逮捕され、その後、起訴されました。
去年発行された新紙幣をめぐるニセ札の摘発は、これが全国初。気づいたのはコンビニの店員で、きっかけは“偽札の精度の低さ”でした。
事件の際に接客した店員
「あれ?他のお札と違うな…」
ホログラムは光らず透かしもなかったというニセ札。
捜査関係者によると。
斎藤瑞樹 被告
「プリンターでカラーコピーをして、偽の1万円札を印刷した」
“夜のタクシー”狙い偽札使用か
捜査関係者によりますと、斎藤被告はほかにも、タクシーでニセ札を使ったとして再逮捕され、起訴されています。
“夜のタクシー”を狙ったとみられる斎藤被告。車内が暗く、運転手も手袋をしていることが多いことが理由とみられるということです。
警察庁によると、1年間に見つかった偽造紙幣の枚数は、2020年のおよそ2700枚から年々減少傾向だったものの、去年は前の年の4倍近くと急増。
ニセ札をつくったり、使ったりした場合の最高刑は無期懲役と重い罪に問われますが、さかのぼることおよそ65年前には、全国各地で偽造紙幣が見つかった“戦後最大のニセ札事件”も発生しました。
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