刑事裁判をやり直す「再審制度」を見直すための「法制審議会」の部会が開かれ、去年、無罪が確定した袴田巖さんの姉・ひで子さん(92)へのヒアリングが行われました。
去年、無罪が確定した袴田巖さんの事件などを受けて、「再審制度」の見直しを求める声が高まっています。
制度の見直しを進めている法務大臣の諮問機関「法制審議会」の部会がきょう、法務省で開かれ、袴田巌さんの姉・ひで子さんらへのヒアリングが行われました。
ヒアリングの後、ひで子さんらが報道陣の取材に応じました。
袴田ひで子さん
「47年7か月、刑務所に閉じ込められていたということを強く強調いたしました」
ひで子さんはこのように述べ、現在の「再審制度」について、「不備があるのは間違いなく、巌の苦労が法改正という形で役に立てば、これ以上の幸せはない」と早期の見直しを求めました。
ひで子さんはきのう、都内で鈴木法務大臣と面会し、お詫びを受けていますが…。
袴田ひで子さん
「(鈴木法務大臣に)とにかく『ありがとうございます』ということを申し上げまして、再審改正法は言わなくても、わかっていただけると思っております」
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