四大公害病の一つ、新潟水俣病の公式確認から60年。環境大臣が10年ぶりに出席し新潟市で歴史と教訓を伝える集会が開かれました。
新潟水俣病はメチル水銀を含んだ工場排水が原因となった公害病で、1965年に公式に確認されました。
公式確認から60年の節目のきょう、10年ぶりに環境大臣が出席し歴史と教訓を伝える集会が開かれました。
胎児性水俣病患者 古山知恵子さん(60)
「私をこんな体にしてどうしてくれるんですか。責任を取ってください。私を生まれ変わらせてください。しゃべらせてください。話せるようにしてください」
これまでに717人が患者と認定されましたが、国の基準で水俣病と認められなかった被害者による裁判が続き、関係者の高齢化が進んでいます。
新潟水俣病第5次訴訟 皆川栄一 原告団長
「私たちにはもはや時間がありません。これ以上裁判の引き延ばしはしないでください」
去年、熊本でマイクの音を切って批判された懇談の場で浅尾環境大臣は、予定時間を延長して関係者の声に耳を傾けました。
ただ、出席者からは政治解決を図るという姿勢が見られなかったと憤りの声が上がっていました。
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?誤解の多いエアコン節約術【ひるおび】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】