厚生労働省によると、去年1年間に生まれた日本人の子どもの数は68万6061人。初めて70万人を下回る結果となりました。
去年の出生数 初の70万人割れ
30代
「育休が取れなかったり。産め産めって言ってる割には(支援は)全然だなと思います」
過去、最も多かったのは、第一次ベビーブームにあたる1949年。約269万7000人。この75年という間に200万人以上少なくなったことになります。
30代の姉妹に話を聞くと…
Q.子どもはいますか?
37歳
「います」
33歳
「私はいないです。(子どもを)欲しい気持ちはあります。仕事との両立とかを考えると、今じゃないのかなと思ってここまで来ました」
日本の人口 試算より13年早く1億人を切る予測も
出水麻衣キャスター:
子どもを持つ、持たない、持てる、持てない、様々な選択肢がいまありますが、1人の女性が生涯で出産する子どもの数を示す合計特殊出生率は「1.15」となり過去最低を更新しました。
現在、日本の人口は1億2114万人で、65歳以上が28.7%となっています。
内閣府の国立社会保障・人口問題研究所の予測(2023年)によると、2056年は9965万人で65歳以上が37.6%に、2070年は8699万人で65歳以上が38.7%という予測になっています。
31年後の2056年には1億人を割る予測になっていますが、2025年~2056年の間に、現在の東京都の人口約1400万人が丸ごといなくなるというような減り方をしています。
この問題に関して、人口減少対策総合研究所の河合雅司理事長の試算によると、人口推移の予測について国立社会保障・人口問題研究所の試算よりも早い、2043年には1億人を切るとしています。
また、人口が1億人を切った際に何が起きるかについては「地方では医療機関や公共サービスの維持が困難になり、都市部に集約されるのではないか」という見解を示しています。
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