「マジシャン先生」として親しまれ、中高生に数学を教えていた教員の男が女子高校生に現金を渡し、みだらな行為をしたとして、警視庁に逮捕されました。男はマジックレストランのオーナーでもありました。
メニューから突然上がる炎、さらに手に持っていたレシートは2万円に変身。華麗なマジックを披露するこの男は、児童買春の疑いで逮捕された龍野洋介容疑者(45)です。
龍野容疑者は去年7月、東京・豊島区のインターネットカフェで、18歳未満と知りながら当時、高校2年の女子生徒(16)に現金1万円を渡し、みだらな行為をした疑いがもたれています。
龍野容疑者は、東京・銀座にあるマジックレストランのオーナーを務める一方、2004年から20年以上にわたり、東京・新宿区の成城中学・高校で数学や情報を教えてきたベテラン教員でした。
いったいどんな人物なのか?龍野容疑者を知る元生徒は…
元生徒
「授業では生徒の興味を集めるため、事あるごとにマジックをしていた」
「いきなり『マジックをやって』とお願いしても必ず披露してくれた。毎回マジックを仕込んで授業に臨んでいたのだと思う」
休み時間にも特技のマジックを披露し、生徒から「マジシャン先生」として親しまれていたという龍野容疑者。
警視庁によりますと、被害にあった女子生徒がSNSに「JK」と書き込み、会える人を探していたところ、投稿を見た龍野容疑者が「池袋で会えない?」などと誘い出したということです。
その後、インターネットカフェを訪れ、女子生徒とそれぞれ別の個室に入りました。
女子生徒によると、龍野容疑者は「ノックをしないで入ってきてくれ」と指示し、自分の個室に呼び出していたということです。
警視庁は、店員や他の客に怪しまれないためだったとみています。
龍野容疑者は取り調べに対し、「身に覚えがありません」と容疑を否認する一方で、「年下の女性に興味があり、10代から30代の女性に100回くらい同様の手口を使っていた」とも供述していて、警視庁は他にも余罪があるとみて調べています。
龍野容疑者が勤務する成城中学・高校は、JNNの取材に「事実関係を確認中」としています。
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