きのうは二十四節気のひとつ「大暑」。暦の通り厳しい暑さとなり、京都の福知山では39.0℃と、今年の全国最高気温を観測しました。連日各地で厳しい暑さが続いていますが、きょうは特に北海道で記録的な暑さとなりそうです。
暑さの原因は、太平洋高気圧。勢力が強く、大陸にまで張り出してきています。この縁をまわって、一度大陸で暖められた空気が北海道に流れ込んでくるのです。そのため、北海道は西よりの風が強まります。その風が山を越えてフェーン現象が発生するため、北海道東部、特にオホーツク海側で危険な暑さとなるでしょう。
北海道の予想最高気温は、北見と帯広で39℃まで上がる予想のほか、紋別で37℃、旭川や岩見沢、網走で36℃の予想です。もし40℃に達した場合、北海道としては、観測史上初めてのこととなります。
【 各地の予想最高気温 】
札幌:36℃ 釧路:28℃
青森:34℃ 盛岡:33℃
仙台:35℃ 新潟:35℃
長野:34℃ 金沢:34℃
名古屋:36℃ 東京:35℃
大阪:35℃ 岡山:36℃
広島:35℃ 松江:35℃
高知:34℃ 福岡:34℃
鹿児島:33℃ 那覇:32℃
大分の日田でも、きょうは39℃まで上がる見込み。北海道から沖縄までの広い範囲で35の地域に熱中症警戒アラートが発表されています。しっかりと水分補給をして、熱中症にはくれぐれも警戒してください。
日本列島は広く高気圧に覆われて晴れますが、きょうも気温が上がる午後は大気の状態が非常に不安定になります。きのうは群馬県で局地的に猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が相次いで発表されました。きょうも昼過ぎから夕方にかけて、きのうと同じように関東甲信地方の内陸を中心に発雷確率が75%と高くなっています。天気の急変にご注意ください。
また、沖ノ鳥島近海にある熱帯低気圧がきょうにも台風7号に変わるでしょう。あすからあさってにかけて沖縄地方へ接近し、先島諸島を直撃するおそれがあります。沖縄では土砂災害や低い土地の浸水、うねりを伴う高波などに注意・警戒が必要です。
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