自民党は参院選敗北の総括をめぐり、「両院議員総会」を開催しています。石破総理は自らの進退について「地位にしがみつくつもりはなく、しかるべきときに決断する」と述べました。自民党本部から中継です。
両院議員総会には現時点で230人の議員が出席していて、参院選敗北の要因について取りまとめた報告書や石破総理ら執行部の進退について意見が交わされているものとみられます。
石破総理
「多くの同志を失ったこと。選挙は最終的に当然のことでありますが、総裁たる私の責任であります。そのことから逃れることは決してできません」
また、石破総理は、物価高対策などの政策課題に道筋をつけることが責任だと強調した上で、自らの進退について「しがみつくつもりは全くない。しかるべきときにきちんとした決断をする」と述べました。
また、森山幹事長は「執行部として責任を痛感している」と陳謝した上で、党の再生のために一致結束を呼びかけました。
一方、出席した議員からは石破総理の発言を受けて、「トップは党再生の道筋をつけてから辞めるもので、総裁選前倒しの署名はしない方向に傾いた」との意見もでています。
総会の終了後、速やかに“総裁選の前倒し”に向けた手続きがスタートし、党内の動きはさらに活発化していくものとみられます。
Q.まだ両院議員総会の途中ですが、どういった意見がでているのでしょうか?
出席した議員によりますと、やはり石破総理や執行部の進退に関する意見が多くでているということです。総理は、時期を明示しなかったものの、地位にしがみつかない、しかるべきときに決断すると述べ、自らの進退に踏み込んだ発言をしました。これを評価する出席者からは「総裁選前倒しに署名するのは辞めた」という声もあがっています。
Q.もう1つの焦点の森山幹事長の進退は?
森山幹事長は総括の後に辞任する可能性を示唆しています。総会で自らの進退について明らかにする予定ですが、政権の屋台骨である森山氏が去れば、石破総理の政権運営は早期に行き詰まる可能性もあり、2人の判断に注目が集まっています。
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