「網戸を破られ、パンを食べられる」。美食の温泉街として知られる神奈川県湯河原で今、サル騒動が…。現場を取材しました。
我が物顔でベランダを走り回る親子ザルに、犬を襲おうとする凶暴ザルまで!
今、サルによる被害に悩まされているのは、関東有数の温泉地・神奈川の湯河原町です。
地元住民
「2階から入られて、朝起きて、テーブルの上にいた。なんかリュックサックでも置いてるのかと思ったらサルで。バナナとって食ってる」
Nスタ
「人間のことは怖がってない?」
地元住民
「(人に)慣れてるんだよ~」
こちらの男性はブルーベリーを根こそぎ食べられたといいます。
地元住民
「小サルとか親子で来て、つまんで食べてるの。人の顔見ても逃げないよね」
町の調査によりますと、家に侵入されたりするなどの生活被害は3年間で2万6000件を超え、なかでも人的被害については去年だけで930件もあることがわかりました。
こちらの女性は網戸を何度も破られたといいます。
Nスタ
「(サルが)下からまくりあげる?」
地元住民
「そうそう、まくり上げるのよ。これは序の口、この辺までまくるの利口で。こうして開けて入ってきて、後ろに来てパン食べてるの」
町の至る所に出没するサル。ゴルフ場の駐車場にあるバイクを揺さぶったり、青果店に侵入しようとしたり、やりたい放題。
そして、サルの被害は宿泊施設にも…
湯河原温泉「ふきや」 女将 山本まり子さん
「この辺が荒らされてしまった場所で、屋根を伝って入ってきたみたいです」
創業90年の温泉旅館「ふきや」。露天風呂の脱衣所が襲撃され、アメニティーなどが荒らされました。
湯河原温泉「ふきや」 女将 山本まり子さん
「おもちゃのピストルみたいので撃って驚かすことはできるんですけども、そのくらいしか対策思いつかなくて」
炊飯器の上に立つサルに、室内に入ろうとするサルを追い払う男性。
シェアハウス湯河原 百武正人 館長
「威嚇されて、手に何も持ってなかったときは、もう足で追っ払うしかなかった。やっぱり、ちょっと恐怖を感じますよね」
外国人観光客が多く利用する「シェアハウス湯河原」。ここ数年、たびたびサルが集団でやってくるといいます。
シェアハウス湯河原 百武正人 館長
「こちらがサルに破られた穴になります」
ヒビがあったところをサルが壊し、侵入してきました。今はアクリル板で補修しています。さらにケーブルをかじられ、Wi-Fiが使えなくなったことも。今は様々な対策を講じています。
シェアハウス湯河原 百武正人 館長
「まずは玄関の方はドアロックできるように鍵をつけた状態にして、LANケーブルを外から室内に張り替えたと」
町は被害を及ぼすサルの全頭捕獲を目標に、県などと調整していくということです。
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