
三菱UFJ銀行の貸金庫から客の金塊などを盗んだ罪に問われている元行員の女に対し、東京地裁はさきほど、懲役9年の実刑判決を言い渡しました。
三菱UFJ銀行の元支店長代理・山崎由香理被告(47)は、勤務先の支店の貸金庫から顧客の現金や金塊などあわせて3億9000万円相当を盗んだ罪に問われていて、初公判で起訴内容を認めています。
検察側は冒頭陳述で、「被告は当時、貸金庫の管理責任者で、立場を悪用して現金や金塊を盗み、金塊は質入れして換金した」と指摘しました。
被告人質問で山崎被告は「100人ほどの金庫から、17億から18億円分を盗んだ」「小遣い稼ぎのつもりで始めたFXや競馬の損失を穴埋めするためだった」と説明。
三菱UFJ銀行への影響について問われると、「ブランドに傷をつけてしまった」「私みたいな悪人一人で、銀行を悪く思わないで」と謝罪しました。
検察側は先月(9月)18日の論告で、「顧客の信用を裏切る非常に悪質な犯行で、金融全体の信用を揺るがしかねない」として山崎被告に懲役12年を求刑し、一方の弁護側は、懲役5年が相当だと主張。
この日の裁判で涙ながらに意見陳述した山崎被告は、「被害者の気持ちを一生忘れることなく、罪を償って、堅実にまじめに働いて早期に社会復帰したい」と話していました。
・【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【前編】「最初にホテルへ誘ったのはどちらから?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)
・「道が分からんのよ…」午前3時、車道の真ん中に93歳の男性 携帯には大量の不在着信 25歳の女性がとっさに取った行動は 広島
・“ポカリ”と“アクエリ” 実は飲むべき時が違った! “何となく”で選んでいませんか?効果的な飲み分けを解説【Nスタ解説】