
食品の保存などに使う「フリーザーバッグ」を再利用した家庭菜園がSNSで話題になっています。葉物野菜から長ネギ、大根、ゴボウも栽培OK。一体どうやって?
【写真を見る】「フリーザーバッグ菜園」で大根やネギも育つ!?発案者直伝のコツとポイントとは?【THE TIME,】
フリーザーバッグ「野菜鉢として超優秀」
<信じられるかい?これ、ジップロックで育ったんだぜ>
文章とともにSNSに投稿された写真には、ニンジン6本とゴボウが4本、そして土が詰まったフリーザーバッグが2つ。
この変わった栽培方法を発案し投稿したのは、家庭菜園歴15年、3人家族のぽたろうさんです。
ぽたろうさん:
「ジップロックを使った後に生ごみとかを入れて捨てちゃうかと思うけど、まだまだ第二の人生を歩めるのではと。耐久性が高いから、捨てるのがもったいないと思って始めた」
自宅2階のベランダには、様々な野菜の“フリーザーバッグ鉢”がズラリ。
保温性や保湿性も優れているため、野菜鉢として超優秀なんだといいます。
わずか3工程で“鉢”完成
作り方はいたって簡単。
まずは、安定感を良くするために、フリーザーバッグにマチを作ります。
底面の両端を、両方がギリギリぶつからないぐらいに内側に折り畳み、テープで固定。強風でも倒れない安定した鉢になるといいます。
鉢ができたら土を入れ、底に排水穴を10か所開けたら完成。
成長した茎を傷つけないように、“ジッパーを外側に折り返す”のもポイントです。
あとは種をまくだけ。
ぽたろうさん:
「フリーザーバッグLサイズで、5~6リットル分くらいの土が入るので、葉物野菜なんかも全然育つし、にんじんとか大根とかそういう野菜まで育てられる」
コンパクトかつ大容量。限られたスペースでもいろんな種類の野菜を育てられるのが魅力だといいます。
袋を被せて「ビニールハウス」も
注意点もあります。
1つは、プランターと比べ土の量が少なく「乾燥しやすい」ので、水やりの頻度は少し高くなるとのこと。
また、袋が透明なので、じゃがいもなど「日に当たると天然の毒素が出る野菜は避けた方がいい」といいます。
“高さのかさ増し”や“温室”を作るアレンジも簡単です。
フリーザーバッグの鉢の上に、もう1枚袋を逆さに被せ底面をカット。折り返したジッパー部分と結合させれば、「背の高い鉢」に。
また、袋の底面両端を三角▲にカットし通気口を作って被せれば、寒い時期にピッタリの「簡易ビニールハウス」にもなっちゃいます。
秋冬は「栽培にピッタリな時期」
寒くなるこれからの季節、育てるのにおススメの野菜は?
ぽたろうさん:
「秋冬野菜は、病害虫の被害も出づらくなってくるのでピッタリな時期。オススメは、ニンニク、小松菜、ほうれん草、水菜、サニーレタスなど」
他にも春菊やわさび菜など、葉物野菜は冷気に当たると甘味が増すので寒い時期に育てるにはもってこいとのこと。
種まきは、指で3カ所穴を作りそれぞれに3~5粒。一番成長が良いものを残して2~3回間引くと、美味しい葉物野菜が育つといいます。
ちなみに、本来とは違うフリーザーバッグの使われ方について、販売している会社は―
『旭化成』マーケティング部・副島さん:
「SNSで拝見しています。本当にいろんな使い方をそれぞれ皆さんが考えて見つけて発信して頂き、非常にありがたいと思っている」
「傘袋」や「ブロックの穴」も野菜鉢に
ぽたろうさんは、フリーザーバッグ以外にも、「身近なもの」を使ったユニークな栽培方法を100種類以上試しています。
THE TIME,マーケティング部 原千晶部員:
「ちょっとこれはもう、ビックリ。コンクリートブロックからネギ出ている」
長ネギやごぼうなどは2段に重ねた「コンクリートブロックの穴」や、スーパーなどに置かれている「傘袋」を利用することで、より長く太く育てることができるとのこと。
ベランダにスペースがない場合は、「使わなくなったエコバッグ」に土を入れ物干し竿につるすことで、日当たりも良く、よりスペースを有効活用できます。
さらに、大根など高さが必要な野菜を育てるなら、「どんぶり型のカップ麺容器」の底をくり抜き、逆さにして土の上にON。“盛り土”でほどよい高さになります。
ぽたろうさん:
「家庭菜園やりたいと思っても『道具を揃えないと始まらない』と思う人もいるけど、そこらへんにあるものと土さえあれば、その日にでも始められる趣味。気軽に楽しんでもらえたら嬉しい」
(THE TIME,2025年10月6日放送より)
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