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「ほっかほっか亭」初代看板ロゴの作者発見⁉自称・考えた人を直撃!“状況証拠”に創業者の見解は【Nスタ解説】

国内
2025-11-07 21:29

弁当チェーン「ほっかほっか亭」の「書体をデザイン・制作した人を探しています」というSNSの投稿が、先日話題となりました。
番組は「考案したかもしれない人を知っている」という情報を入手。実際に書いた人だったのでしょうか?


【確かに似てる…?】ロゴを考えた人に「ほっかほっか亭」と書いてもらった


「ほっかほっか亭」の看板 自称「考えた人」を発見!

ほっかほっか亭のロゴを考案した人は誰なのか。

Nスタが取材を始めると、TBSグループのあるディレクターから「考案したかもしれない人を知っている!」という情報提供がありました。


TBSグループ・ディレクター(32)
「小学校の頃、隣に住んでいた人が『俺が書いた』と言っていました。ずっと言っていました。」「長野県・上田市にいる“大西さん”という人です。年齢は80歳くらい」「本当っぽい感じですよ」


有力情報を得て、早速、長野県・上田市へ向かいました。


Nスタ
「蕎麦屋さんですね。『おお西』と書いてあります」


店の看板は、筆文字風のロゴ。「ほっこり商い中」の看板はほっかほっか亭の「ほっ」に似ているような…。

店にお邪魔すると、厨房には80歳くらいの男性が…。単刀直入に閉店後に聞いてみました。


Nスタ
「ロゴをデザインしたのが大西さん?」


大西さん
「そうです」


どのように書いたか、再現してもらうと…?

この人こそが、Nスタが探していた大西利光(かがみ)さん(85)。ほっかほっか亭のロゴについて聞いてみました。


Nスタ
「どういう経緯で依頼された?」

大西利光さん(85)
「田渕さんからほっかほっか亭(のロゴ)と色をデザインしてほしいと」


当時、ほっかほっか亭の創業者「田渕さん」という人から依頼を受けたと説明する大西さん。


大西利光さん(85)
「頭にひらめいたのが、湯気を主体にした文字でいこうと発想がまとまりましてね。試行錯誤しながらシンボルマークまで作った」


温かいお弁当をイメージして書いたというロゴ。当時どのように書いたかを再現してもらいました。


大西利光さん(85)
「こんな感じで湯気みたいな感じで書きましたよ」


書いてもらった文字は、確かに「ほっかほっか亭」のロゴと似ているような…。

ロゴの考案者は、大西さんで間違いないのか?ほっかほっか亭に聞いてみました。


「ほっかほっか亭」の回答は…?

南波雅俊キャスター:
「ほっかほっか亭」ロゴを考案したという、大西利光さん(85)に伺った情報をまとめました。


●ほっかほっか亭の創業者・田渕さんから依頼を受けた
●1号店の立地に詳しい(団地があり、その向かいに一軒家、周りは田んぼだった)
●ロゴは湯気をイメージしたもの
●デザイン料は約30万円


日比麻音子キャスター:
デザイナーさんとかではなく、アルバイトでいらしたんですよね。

南波キャスター:
ほっかほっか亭は「アルバイトではないか?」という発信をしていますが、大西さんご自身は、内装の仕事をしていたということです。

もう一点、具体的な話もしてくださいました。


当時、お弁当を売っているお店などは地味め・暗めな色の看板が多かったそうです。そして洋菓子が流行っていたということで、洋菓子店のようなイメージで、赤と黄色の目立つような色使いにしたと大西さんはおっしゃっています。

Nスタが「ほっかほっか亭」に問い合わせると、こんな回答がありました。


「ほっかほっか亭」担当者
「創業者の田渕さまは、すでに『ほっかほっか亭』事業からご勇退されており、当時のロゴに関する資料が明確に残されていないので、事実確認をする術もございません。さらに謎を深めてしまい、申し訳ございません」


「ほっかほっか亭」の創業者 田渕さんはどこに?

南波キャスター:
ただ、Nスタは諦めません。私たちのもとにある情報は「田渕さんということ」と、「ほっかほっか亭の創業者」という2つだけです。

日比キャスター:
つまり、田渕さんを探せばいいんですね。


南波キャスター:
それ以外の手がかりはないのですが、インターネットで調べました。すると、飲食店経営などを手掛ける「にっぱん」という会社の代表取締役をされている、田渕道行さんという方がヒットしました。


本当にこの田渕さんが創業者なのか。問い合わせると…創業者だったということです。


ほっかほっか亭・創業者 田渕さんに直撃取材「大西さんのことは覚えています」

南波キャスター:
田渕さんに、大西さんのことを聞いてみました。


ほっかほっか亭 創業者 田渕道行さん
「大西さんのことは覚えてます。50年ほど前のことで、不確かだが、大西さんに依頼したんじゃないかなと思う」


Nスタとしては、ほぼ大西さんということでお伝えしたいと思っています。確実とは言えません。


日比キャスター:
大西さんに書いてもらった色紙を改めて見てみると、「亭」が特徴的ですよね。1画目が横になっていて。


大西さん「過去の栄光には一喜一憂しない」

南波キャスター:
大西さんによると、元々、内装業をしていて、有楽町の飲食店の内装などを手がけるなど、その界隈でお仕事をされていた方だということです。人を介して、田渕さんを紹介してもらったと言っていました。

大西さんに「田渕さんが依頼したんじゃないかと思う」と言っていたことを伝えると、「過去の栄光には一喜一憂はしない。ただ、一生懸命生きてきた証かな」とおっしゃっていました。


日比キャスター:
取材で真摯に対応してくださって、おかげさまで私たちの心もほっかほっかです。


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