大分市佐賀関で起きた大規模火災の発生から3日目。大分市は「鎮圧した」と発表しました。きょう、規制線の中に入った住民の女性が被害の深刻さを語りました。
記者
「所々から白い煙がいまだに上がっています。懸命な消火活動、ホースで水を撒いている様子もうかがえます」
「状況を見に来た。また燃えだしたら悪いから」
「まだ油断できない」
発生から3日目のきょう、消火活動が続く中、大分市は「無人島以外鎮圧した」と発表しました。
市民センターの避難所には午前7時時点で70世帯108人が身を寄せています。段ボールベッドが設置されたほか、地元の医師らが持病のある人の問診を行っています。
「この先どうなっていくのかを具体的に聞きたい」
こうした中、火事が起きた当日、多くの命を救った支援がありました。
「市民センターに行かれる方、バスが出ますよ」
「避難する人、もういないですか」
記者
「介護施設で使われている車両で、住民の避難誘導を行ったということです」
施設の車4台で火災現場近くから避難所までの間を何度も往復し、およそ30人の住民を運んだということです。
社会福祉法人 大翔会 宿利友也 施設長
「高齢者の方、特に足が不自由な方は、歩いていくことが困難ではないかと。現地にいたスタッフが車を出しましょうと判断をしてくれて」
実際に施設の車で避難した住民は…
「ありがたいと思ったよ、親切で優しかったわ。慌てないでいいよ、ゆっくり、ゆっくりって」
社会福祉法人 大翔会 宿利友也 施設長
「もう本当に助かったとか、やっと温かいところに乗られたというような声が数多く聞かれました」
「何もない」
こう語るのは現在、避難所に身を寄せる女性。この女性はきょう、警察の調査に同行して規制線の中に入りました。現地で撮影した画像には密集した住宅地で焼け崩れた家屋が。どれも被害の深刻さが映し出されています。
「台所の窓の下は残っているけど、ボイラーの管はそのまま残っているけど、犬小屋は残ってて、あと上の網やネットとかはない」
火事の現場を初めて見て思うことは…
「私は知りたい。なぜ火が出て、どこか一番燃えているのか知りたい」
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