国分太一さんが東京都内で記者会見
コンプライアンス上の問題を理由に、日本テレビのバラエティー番組を降板した元TOKIOの国分太一さんが、きょう、東京都内で記者会見し、「自らがとった行動により、傷つけてしまった当事者の方にお詫びしたい」と謝罪しました。
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午後2時、東京都内の会見場に姿を現した元TOKIOの国分太一さん(51)。カメラに向かって深く一礼したあと、こう切り出しました。
元TOKIO 国分太一さん
「私、国分太一に、このような機会を設けることをお許しいただき、心より感謝申し上げます。まず最初に、自らとった行動により、傷つけてしまった当事者の方に、遅くなりましたが、また直接ではなく、このような形になり大変恐縮ではありますが、心からお詫びの気持ちをお伝えさせてください。本当に申し訳ございませんでした」
”正直、立場と環境にあぐらをかいていた”
国分さんをめぐっては、今年6月、日本テレビが「過去にコンプライアンス上の問題行為があった」として、バラエティー番組からの降板を発表。国分さんも無期限で活動を休止し、所属していた「TOKIO」も解散を発表しました。
番組降板後、初めて公の場に姿を見せた国分さん。スポンサーやテレビ局の関係者らに対し、「事情を説明できない状況で判断を強いる形となった」などと謝罪しました。
元TOKIO 国分太一さん
「正直、長年の活動の中で、立場と環境にあぐらをかいていた部分があったのだと思います。30年続いた『ザ!鉄腕!DASH!!』からの突然の降板、自身の活動休止、TOKIOの解散、苦楽をともにしてきた3人で作った会社の廃業、数日間の間で全てを失いました。私のとった、どの行動がコンプライアンス違反とされたのか、答え合わせもできないままに、自分自身に取り巻く環境変化の速さに心がついていかず、後悔、孤立、絶望と、ネガティブな感情に押しつぶされ、自らをコントロールすることが難しくなりました」
「時代のアップデートをあまりしてこなかったことを痛感した」
国分さんの問題行為について、日本テレビ側はプライバシーの保護を理由に具体的な内容を明らかにしていません。これに対し、国分さんは、日本テレビ側の対応に問題があったとして、先月、日弁連に人権救済を申し立てていました。
元TOKIO 国分太一さん
「私の過去の行動が、日本テレビからコンプライアンス違反に認定されている可能性もあるかと思います。そうした事柄も全てひっくるめて答え合わせをさせていただき、事実を知り、本件と関係者にきちんと向き合いたいという気持ちから、日本テレビさんと協議を続けていただきましたが、こちらのお願いが何一つ叶わず、今日に至っています」
ただ、問題行為の内容について、記者から問われると、国分さんの代理人は「コンプライアンス違反の内容について触れることは、日本テレビ側から強く止められている」と述べ、明らかにしませんでした。
番組降板後は、外部の専門家によるコンプライアンス研修を受け、「時代のアップデートをあまりしてこなかったことを痛感した」という国分さん。
今後の活動については―。
「立場、責任、そして信頼の意味をかみしめ…」
元TOKIO 国分太一さん
「自分の立場、責任、そして信頼の意味をかみしめ、しっかりと向き合っていかなければならないと思っています。妻と子どもには、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。家族の日常を奪ってしまいました。今はまだ、私自身の今後の身の振り方については全く考えられません」
JNNの取材に対し、日本テレビは関係者の保護が第一だとしたうえで、「“答え合わせ”は難しい」との見解を示しました。
また、日本テレビの福田博之社長について、「時期がきたら国分氏の話を伺いたいし、自分の気持ちをお話しできれば」と考えていると説明しています。
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