
線状降水帯の“半日前”予測情報の今年の発表実績について、事前に予測できなかったいわゆる「見逃し」は17回中5回にとどまり、捕捉率が去年より大幅に改善したことがわかりました。
気象庁のまとめによりますと、今年、線状降水帯が発生した17回のうち12回で、あらかじめ線状降水帯の“半日前”予測情報を発表できていました。
事前に予測できなかったいわゆる「見逃し」が5回にとどまったため、捕捉率はおよそ71パーセントとなり、去年のおよそ38パーセントや運用開始前に想定していた50パーセント程度から大幅に改善したことになります。
その理由について、気象庁は、規模の大きな台風や前線の接近や通過に伴って線状降水帯が発生するケースがあり、規模の小さい、局所的な現象に伴って発生する場合に比べて精度良く予測できたことを挙げています。
一方、“半日前”予測情報を発表し、実際に線状降水帯が発生した例は88回中12回で、的中率はおよそ14パーセントでした。
去年のおよそ10パーセントよりやや改善したとはいえ、運用開始前の想定の25パーセント程度を下回っていて、気象庁は「引き続き予測精度の向上に努めたい」としています。
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