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【第一声 全文】自民党・高市早苗総裁「重要政策と政権の枠組みが変わったんですから、まず国民の皆様にご信任を頂きたい」【衆議院選挙2026】

国内
2026-01-29 18:00

第51回衆議院選挙が27日、公示されました。
自民党の高市総裁は、東京・JR秋葉原駅前で「これからが本丸」「不安定な状況で力強く政策を進めることはできない」として「自民党と維新で何としても過半数を」と訴えました。演説の内容を全文でお伝えします。


※原則、発言内容をそのまま掲載しています。


自民党・高市総裁の第一声

皆様おはようございます。自民党総裁の高市早苗でございます。今日は吉村代表、藤田代表、ご一緒に、初めての街頭演説です。ありがとうございます。


さて自民党のターンということで、日本列島を強く豊かに。私達は訴えております。とにかくどこに住んでても安全に生活することができる。必要な医療や福祉はちゃんと受けることができる。そして質の高い教育を受けることができる。そして働く場所がちゃんとある。
そういう日本列島を作っていくためには、何と言っても経済成長が、今、必要です。何が何でも必要です。日本はまだまだ強くなれる。まだまだ成長できる。私は確信しております。


私は32歳で初当選をしました。奈良県の田舎の普通の共働きのサラリーマン家庭で育ちました。地盤も看板もカバンもありません。多くの人からは、いきなり国政選挙は無理や、諦めえとそう言われました。
それでも、私には作りたい日本の姿があった。どうしても国の究極の使命を果たしたい。国の究極の使命。国民の皆様の生命と財産、守り抜く。領土、領海、領空、資源を守り抜く。そして国家の主権と名誉を守り抜く。この究極の使命を果たす。


そして、将来も私達がそうしてきてもらったように、たくさんの先輩たちが歯を食いしばって、守り、そして何とか戦禍から立ち上がり、そして、経済成長を作ってくれた。
私達は平和な世の中で、暮らしてきた。でも、この未来を次の世代にも絶対に送りたい。その強い気持ちは、ずっとずっとずっと変わりませんでした。


そんな中で、今、私は3回目の挑戦で自民党の総裁になりました。そのときに、大きな大きな政策転換をしました。
皆様もご承知だと思います。前回の政権選択選挙、衆議院議員選挙。ここで自民党が掲げた公約。そして今、高市総裁の自民党が掲げている政権公約、全く内容が違う。皆様もご承知だと思います。


それは日本維新の会との連立に変わったから。そして、私自身が何とか自民党のトップに立って、新しい政策を新しい政調会長や新しい税調会長や新しい役員、そういったメンバーとともに、自民党の政策として仕上げていくことができたから。
だから高市内閣の政策は、前の内閣とガラッと変わりました。その肝が「責任ある積極財政」です。


責任ある積極財政、なかなかわかりにくいかもしれません。でもその肝は、危機管理投資と成長投資です。今、私達が、日本人が持ってる技術、できることいっぱいありますよ。


特に危機管理投資。まず、食料安全保障。何が起きても日本人が食べるもんに困ること、ない。そういう日本作る。食料自給率とことん上げていく。
いや、上げるどころか、いっぱいいっぱい作ってもらって、海外市場に日本の素晴らしい食料品・加工食品、展開していく。農林水産業だって大きな成長産業になります。


そのための手を、今打たなきゃ間に合わない。全ての田畑ちゃんとフル活用できる。そういう環境をつくる。それとともに、日本には世界トップレベルの完全閉鎖型の植物工場だってあるじゃないですか。
これは被災地でも、お野菜も作れる。そして、去年にはなんとお米や麦も作れるようになりました。そしてさらに研究開発が進んで、その完全閉鎖型の植物工場の中でですね。稲を育てることでその稲を使ってお薬の原料、使える、作れるようになりました。


皆様、例えば花粉症の方多いと思います。でも、その花粉症のお薬を作る原料。サイトカインなどもそうやって植物工場の中で稲を育てることによって、作れる。夢のような技術を私達は持っている。これ国内でも活用する。海外にも輸出をする。どんどん富が入ってくるじゃないですか。
いろんな国で食べ物に困っておられる方多い。お薬の原料、特定の国に頼っている。でもそれで困っちゃった国も多い。日本もそうです。でも技術は進んでます。食料安全保障、これは大きな危機管理投資の一つです。


そしてエネルギー資源安全保障。一生懸命進めてまいりました。やっぱり東京に来て、電気代高い。奈良の電気代と、大阪もそうですけど、もう全然ちゃいます。こっち高い。
やはり今、安全性が確認された原子力発電所の再稼働。地元のご理解を得ながら、進めるだけではなくて、日本が一生懸命やってる研究開発。次世代の革新炉、小型で、そしてメンテナンス、これが非常に簡単な、そして安全性の高い次世代の革新炉、早く社会実装しましょう。
フュージョンエネルギー、これも日本が世界に冠たる技術を持っている。基幹技術を日本の企業が持ってるんです。世界の中でいち早く実装する。だってこれウランもプルトニウムも使いません。高レベルの放射性廃棄物も出ません。夢のエネルギーということで、今アメリカだってヨーロッパだって必死で投資をしてるんですよ。


日本には技術がある。まあそれだったらどこの国よりも早く社会実装する。日本でも使う。安全安心、そして電気代も安くなる、安定的に供給できる、私達の暮らしも守れる。産業も守れる。そういう世界を私は作りたい。危機管理投資、その2です。日本には可能性があります。


そして、医療健康安全保障、ちゃんとやりましょう。これだとお薬の原料から製造プロセスから人材まで、国内で完結しないと大変です。日本だけじゃなくてアメリカだって困ってますよ。
ドラッグストアで売ってる医薬品、原料、特定の国に頼っている。これが入ってこなくなったら作れない。でも、日本でそれをちゃんと原料から作る。何があっても皆さんが困らない。そういった安全保障も確立をする。3つ目の柱です。


そして、サイバーセキュリティ、何とかしましょう。同盟国のアメリカからも心配の声が上がっているのは、日本のサイバーセキュリティがまだまだ弱い。だから同盟関係にあっても、一抹の不安がある。悔しいじゃないですか。たくさんの素晴らしい技術者、研究者がいます。日本のサイバーセキュリティ、世界一にしましょう。


私達ひとりひとりも気をつけましょう。不審なメール、そのリンク、クリックしないとか。いろんなこと私達がやれることいっぱいありますよ。ここにも力を入れる。
しっかりいま投資しなきゃ間に合わない。たくさんの人がSNSを通じて詐欺に遭ったり、偽情報に翻弄されたり、ときには外国勢力が日本の民主主義をぶち壊す。こういったリスクもある。だからこそ、サイバーセキュリティしっかりと投資をします。


AIもそうです。AIも半導体もこれ一緒くたですよね。いろいろこの必要なもの、これを作るのに、電力要りますよ。そしてAIだって、信頼できるAIになんなきゃいけない。だからこそ、私達はセキュリティに力を入れる。これだって、これだって大事な危機管理投資です。
日本がいち早くこういった課題に対応できる製品・サービス・インフラ、これを開発して、そして日本国内でも使う、海外市場にも展開する。


そして私達の命を守るために、もっと大事なこと。これは、この東京でも皆さんも不安だと思います。首都直下地震、来たらどうなるんだろう。そのときに、私もいつも思います。
私は自分で髪の毛染めてます。美容室行くと高いので。いつも毛染め剤を買ってきてこう染めてます。毛染め剤を塗り切った瞬間に、今大地震が来たら、この状態で洗い流せずに私はどうやって逃げるんだ。
そんなことを考えていますが、老朽化した集合住宅も多い。そして木造住宅の密集地も多い。そして下水道、そして上水道の老朽化、やることいっぱいあります。これは国の事業です。国が責任を持ってお金を入れなきゃいけない。投資をしなきゃいけない事業です。これも危機管理投資。そして経済安全保障、これも危機管理投資。


日中関係、心配されている方も多いと思います。それでも今、私達が政府を挙げて、それこそ私自身も外務大臣も、経済産業大臣もちょっとでも海外の閣僚と会う人、海外の首脳と会う人、今、何に取り組んでるか。力を合わせてとにかく特定の国に頼らないサプライチェーンを一緒に作ろう。この話し合いをどんどん進めている。


トランプ大統領が来日したときも、私達は投資の協定にサインしました。資源に関する投資です。これは南鳥島の6000mも深い海底にあるレアアース、もう十数年前に発見されました。大変な量です。でもこれを引き上げる。管で、あの管で引き上げるんですね。
これをちゃんと精製する、製錬する。そして、日本国内で調達する。そのプロジェクト、アメリカにも投資してくださいよと。力を合わせて一緒にやりましょうよ。長きにわたって日本もアメリカも資源に困らない、レアアースに困らない、その体制が作れるじゃないですか。このプロジェクトは、私も長く関わってきました。今一生懸命進めている。
で、実証事業、いよいよ始まります。そして、こうやって経済安全保障の分野も一つ一つあらゆるものを他国に頼らなくても、日本国内で調達できる。安心して暮らせる国。これを私達、今生きる私達のためにも、次の世代のためにも作っておく。その投資、今始めなきゃ間に合わない。


でも、これまでは行き過ぎた緊縮志向がありました。そして、これまでは残念ながら未来への投資という考え方が我が自民党の中にも希薄でした。
でも、日本維新の会、本当にすごいエンジンになってくれました。連立協議、衆議院議員宿舎の中などでですね、土曜日、日曜日、「自民党総裁、終日、議員宿舎で過ごす」と書かれていたあの日々は、朝から晩まで1行ずつ1行ずつチェックをしながら、これをやろう、あれをやろう。議論を続けました。だって危機管理投資をするってことは、日本の成長に繋がるんです。
私達の安全を守る、安心を守るだけじゃなくて、いち早く製品・サービス・インフラ、きっちり作って、海外に展開したら、お金入ってくるじゃないですか。いろんな技術が日本には眠っている。でも社会実装してないものもたくさんある。だから、成長投資も組み合わせました。


これから日本が稼ぎ頭になっていく。そのために、宇宙だってそう。造船だって、過去には世界トップクラス、今3番目です。でも技術はすごい技術を日本が持ってる。じゃあもっともっとたくさん船を作れるように。海洋国家ですから船作れるようにしようや。これも成長17分野、戦略17分野の中に、高市内閣で入れましたよ。


だから造船であったり、AIであったり、半導体であったり、そしてまた宇宙分野であったり、宇宙も最高レベルの技術。とにかく細かい測位ができる技術。で、ものすごい速さで飛んでるデブリをキャッチできる技術。日本しか持ってない。こういったものを農業にも生かせる。林業にも生かせる、水産業にも生かせる。そして安全保障にも生かせる。
そして日本の衛星、例えばこの道路の下の水道管、どこが老朽化してどこに漏水があるか。これも2つの衛星を組み合わせてAIで解析したらわかるんです。だからこういったことをどんどん進めていく。成長の種がいっぱいあるのに花開かせないのもったいない。


そして日本の強み、漫画、アニメ、ゲーム、映画、音楽、コンテンツがあります。海外の首脳と話したときに、立ち話で始まるのは、うちの娘が日本のミュージシャン誰々が好きだとか、いやもううちの孫が日本のゲームにはまっているとか、自分自身もはまっているとか。そんな話から始まるんですよ。
可能性もっともっとある。だから、これも成長戦略17分野に入れました。私がやりたいのは、危機管理投資、成長投資を肝として日本経済を成長させる。その成長によってですね、私達に必要ないろんなサービス、持続的に提供できる、そしてメリハリをつけました。


高市内閣から予算編成の、やり方変えました。皆様ご承知だと思います。これまでは、まず4月ごろから当初予算で仕事が始まって、そして秋ごろになったらまた臨時予算。それもかなり大きな臨時予算がつく、あ、補正予算がつく。臨時国会で補正予算がつく。
最初から補正で手当すればいいやと思って、本当は必要なのに当初予算に積んでないもの、多かったんですよ。例えば外国人政策。外国人政策もそうでした。もっと入国管理を厳しくする。在留許可だってちゃんと税金払ってんの。保険料払ってんの。まあこういったところとかも審査の対象に入れていく。


そして、日本で本当に真面目にルールを守って働いてくださっている外国人の方がとばっちりを受けないように、みんなで気持ちよく安全に共生できるようにする。
でもそのためにも予算が必要。でもこれまでは当初じゃなくて、主に補正予算でやってました。農業予算もそうです。最初からきっちりつけりゃいいのに。なぜか補正が大きい。
だから私は、必要な予算は当初に積みます。どうしても緊急のとき、さらに追加的なものが必要だったらそれは補正に積みます。予算の組み方もガラッと変えた。


さっき言った責任ある積極財政。これまでの自民党の公約には載ってなかった。初めてです。維新で一生懸命に後押ししてくれました。外国人政策だってそうです。そして、私達の連立政権合意、あの合意文書の中には、私が、そうですね、もう14年近く前に書いた法律案も入ってます。


国旗損壊罪、要は今の刑法92条、外国国旗を損壊したら当時の文言では「2年以下の懲役」。日本国旗を損壊しても全くお沙汰なし。変じゃないですか。今、懲役刑はなくなって拘禁刑と呼びます。
でも、外国の国旗を汚したり破ったら、私達は2年拘禁刑を受けるかもしれない。でも、日本の国旗はどう扱ってもいい。それはやっぱりおかしい。
日本にいる外国人にも適用される法律ですから、これはおかしいので揃えようと。日本国旗も外国国旗もお互いに尊重しようと。だから、量刑を揃える議員立法を自民党で党議決定して国会に提出した。残念ながら解散でそれは廃案になった。でもその後二度と出せなかったです。どんなに頼んでも野党のご賛同が得られなかったら、これは出せない。自民党内のルールで出せなかった。


でも維新の会との連立協議の中で初めて、それ実現しましょうよ。維新の方から書いてきてくださったんです。でも刑法改正案にしたら、衆議院は法務委員会にかけなきゃいけません。法務委員会は残念ながら、委員長はよその党の人です。
最も反対しそうな党の人が委員長です。おそらく出しても審議入りはしてもらえない。そして、内閣として出したかったけれども、今年の国会では諦めざるを得なかった。いろんな政策でそういう現象が起きている。
だから、政策を変えたから、抜本的に変えたから、そしてまた、連立の枠組みが変わったから、そして国会で、あと厳密に言えば4議席足りません。無所属の会の方3人に協力をしていただき、議長は中立の立場ですから、あと4議席足りない。


何とか自民党と維新で過半数きっちり数とらしてください。そして、そうすると、委員長などの構成もどなたを委員長にするか、重要な委員会、全部、今、他の党が持ってます。予算委員会も憲法審査会も、今申し上げた法務委員会も。でも付託できないから、法律の内容そのものを書き換えて、別の委員会にかける。そういう方法しかないじゃないか。官房長官と頭を抱えました。
だからもう今、勝負しなきゃ。せっかく高市内閣で政策を打ち出したけれども、実現できない。責任ある積極財政だって、さっき申し上げたような危機管理投資だってこれから審議される。令和8年度予算に入ってるんです。予算委員会でたくさんの反対が出たら、これだって実現できない。私達が自民党と日本維新の会が出したい法律案だって、委員長よその党が持ってたら実現できない。


だから、私は本当に歯を食いしばって、30年以上かけて、やっと内閣総理大臣になれた。今までできなかったかもしれない仕事ができるかもしれない。そういう立場に立った。3か月歯を食いしばって、歯を食いしばって、まずは物価高対策ということで、補正予算は乗り切りました。これから3月にかけて徐々に皆様、実感していただけると思います。


それを仕上げたけれども、これからが本丸なんです。これから経済を強くする。日本の国力、外交力も防衛力ももちろん経済力も技術力も、情報力も人材力も強くする、そのために必要な法律も予算もやっていかなきゃいけない。
でもその長い国会が始まる前に、まずは信任をしていただきたい。政策と重要政策と政権の枠組みが変わったんですから。まず、国民の皆様にご信任をいただきたい。自民党と日本の日本維新の会、これで過半数を取れなかったら、私は内閣総理大臣を辞める。そう申し上げました。あちこち走り回って頭を下げて新しく連立組んでください。数合わせてください。ギリギリ過半数、何とかかき集めた。去年はそうでしたよ。
去年は内閣総理大臣になるまでに、自民党と日本の維新の会の両方足したって足りないんです。無所属の方、いろんな方、いろんな党、頭を下げて回って、何とか本会議場で高市早苗って書いてください。ギリギリなれたんです。でもそんな不安定な状況で力強く政策を進めることはできない。


だから、自民党、日本維新の会、この2つの政党で、何としても過半数とらしてください。挑戦しない国に未来はありません。次の世代に生きる人たちが、安全で豊かに暮らせるように。
そして、インド太平洋の輝く灯台として、日本が素晴らしい国だね、仰ぎ見られる存在であるように、そういう日本を作りたい、胸を張れる日本を作りたい。だから、ともに私達は戦います。戦い続けます。皆様と一緒に、皆様と一緒に、未来を創ります。どうか力を貸してください。一緒に戦ってください。お願い申し上げます。


本当に今日はありがとうございました。頑張り抜いて参ります。ありがとうございます。
 


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