先日の衆議院選挙で大敗した「中道改革連合」。当選した議員のうち、公明党出身者は28人。比例単独にまわり全員が当選しました。
【写真で見る】握手してポーズも… “一騎打ち”を目前に控える階氏と小川氏
一方、立憲民主党出身者は21人しか当選できず、小選挙区での当選はわずか7人のみ。党存続の危機に立たされるなか、12日、新たな代表を決める選挙が始まりました。
階氏と小川氏の“一騎打ち” 2つの争点
誰が“火中の栗”を拾うのか。12日、中道改革連合の代表選が始まりました。
立候補したのは元衆院法務委員長の階猛氏と、立憲民主党の幹事長を務めた小川淳也氏の2人で、一騎打ちの構図です。
中道改革連合 階猛氏
「今まさに私たちの党は逆境のさなかにあります。しかし日本の民主主義のため、そして次の世代のために、私たちは中道の旗を高く掲げ、前に進んでいかなくてはなりません」
中道改革連合 小川淳也氏
「定期的な政権交代で、政治の浄化と政策の軌道修正が半永久的に行われる国づくりをしたい。そのために強くて、そして温かくて優しくて、魅力的な野党第一党を建設したい」
投開票は13日の午後。来週18日に特別国会の召集が控えていることから、異例の短期決戦になりました。
代表選の争点は2つです。
中道改革連合 野田佳彦 共同代表
「背中を追ってきた先輩も、そして長年苦楽をともにした同志中の同志も、将来を嘱望されていた中堅・若手の皆さん、議席を失ってしまいました」
まずは、党の立て直しです。
選挙に大敗し、公示前の172人から49人にまで激減。党運営が苦しくなるばかりか、次の衆院選で戦うには落選した議員への支援も不可欠になります。
中道の当選議員
「衆院選は当分ないだろう。それまでに落選した人の気力とお金が持つかどうか」
しこりの原因となった比例名簿については?
もう一つが党内融和です。
小選挙区から撤退した公明の出身者が比例の上位で優遇された結果、立憲の出身者の大半が比例復活できず、不満が噴出。
公明側は、代表選への立候補を見送ったうえで自主投票にする方針です。
公明出身の当選議員
「うちはおとなしくしているしかない。ただでさえ立憲側の批判にあっているからね」
しこりの原因となった比例名簿について階・小川両氏は、今後は“平等”にすると強調しました。
中道改革連合 階猛氏
「原則としては平等であるべきだと思っております」
中道改革連合 小川淳也氏
「出身母体や置かれている立場に関わらず、全ての人が対等であり、フェアで平等である」
代表選が、中道の再起動につながるのか。どちらが勝利しても、茨の道が待ち構えています。
中道の比例の得票数は1000万超え どう評価する?
井上貴博キャスター:
壊滅的な状況のなかで政界再編の声も聞こえてきますが、中道改革連合というのは、あくまで衆議院における新党です。参議院には立憲と公明がそれぞれ残っており、これも含めてどうしていくのかということになります。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
参議院選挙は2年半後にありますが、今のところ合流していこうという流れのほうが強いです。やはりスケールメリットというか、一緒になったほうが選挙には有利ですからね。
今回の衆議院選挙での比例の得票数をみると、自民党が約2103万票だったのに対し、中道は約1043万票でした。これをどう評価するかです。
できたて早々の中道でも1000万票を超えたので、この辺を拠点にして次のステップを考えるのか。小選挙区効果でこういう票であったにも関わらず、議席では大差がついたということなので、この辺を階候補がどう考えていくかがポイントになると思います。
井上キャスター:
これまでの選挙において公明党の組織票が大きいと言われていたなかで「でも、ちょっと組織も弱体化しているんじゃないの」ということが見え始めていました。そのなかで、どう戦略を練るかということですね。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
公明党がきた反面、従来の立憲を支えていた無党派層が逃げてしまったので、その辺の総括も必要になってくると思います。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
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