インフルエンザの感染者の数が依然高い水準にあるなか、いま増えているのが「感染性胃腸炎」です。“ピークがズレている”という今年の傾向は?
【写真で見る】母親も思わず「オーマイガー」 感染性胃腸炎→インフルBと診断された1歳の女の子
インフルエンザの感染者 6週ぶりに減少
インフルエンザの流行のピークは過ぎたのでしょうか。
厚生労働省によると、全国約3000の医療機関から報告されたインフルエンザの感染者の数は、1医療機関あたり「41.44人」。前の週からわずかに減って、6週ぶりに減少しました。
一方で、35の都府県で「警報」の基準である30人以上となっていて、依然として注意が必要です。
そんななか、今気をつけたい感染症は他にもあります。
1歳の女の子、胃腸炎のあとにインフルB型
都内の「クリニックばんびぃに」で増えているというのが、腹痛や吐き気、下痢などの症状を伴う「感染性胃腸炎」です。
1歳の女の子は、4日前に感染性胃腸炎に。19日に発熱したため、20日に再び受診したところ「インフルエンザB型」と診断されました。
クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「インフルB型が出てきました。胃腸炎の後にインフルB型に。今の流行状況を如実に示している。インフルも流行っているし、胃腸炎も流行っている」
「感染性胃腸炎」増加傾向 今年はピークがズレて流行
感染性胃腸炎をめぐっては、各地で集団感染も。
滋賀県では2月、同じ食事が出された複数の介護施設で合わせて83人が食中毒の症状を訴え、2人が死亡しました。利用者の便からは、「ノロウイルス」が検出されたということです。
例年、秋から年末にかけて流行のピークを迎える「感染性胃腸炎」。2026年は、少しズレているといいます。
クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「インフルエンザのA型が2025年末まで大流行があった。感染性胃腸炎がほとんど流行ってなかった。(このエリアでは)インフルエンザB型がだいぶ山を越えて、今度は胃腸炎がまた目立つように」
感染力が非常に強い感染性胃腸炎。家庭での予防と対策がカギとなりそうです。
「ノロ」だけではない…感染性胃腸炎のウイルスの違いは?
一口に「感染性胃腸炎」といっても、実はいろいろなウイルスがあります。北里大学医学部の藤倉雄二主任教授に、共通点や違いをうかがいました。
▼ノロウイルス
幅広い年齢層
少量でも感染・発症する強い感染力
▼サポウイルス
ほとんどが15歳以下(最近では大人の感染も)
▼ロタウイルス
おもに乳幼児
高い熱・白っぽい便が特徴。脱水も
主な症状としては、▼吐き気、▼腹痛、▼下痢、▼発熱があります。
では、感染性胃腸炎を家庭で広げないためにはどうすればよいのでしょうか。
藤倉主任教授は「スマホの表面に付着したウイルスは2~3日生存する可能性もある」といいます。
対策としては、▼トイレにスマホを持ち込まないようにし、▼こまめな手洗いでウイルスを洗い流すようにしてください。
また、▼85℃以上の熱湯で1分以上加熱したり、▼塩素系消毒液(次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めるなど)に浸して消毒したりすることも効果的です。
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