栃木県で69歳の女性が殺害され、実行役の少年4人らが逮捕された事件の発生からきょうで1週間。逮捕された指示役とみられる男が韓国を経由して、タイのバンコクに逃亡しようとしていたことが新たにわかりました。
今月14日、栃木県上三川町の住宅で富山英子さん(69)が殺害されるなどし、実行役の少年4人と、指示役とみられる竹前海斗容疑者(28)、妻の美結容疑者(25)が逮捕された事件。
記者
「捜査員が夫婦の自宅へと入っていきました」
警察はきょう、横浜市の竹前容疑者夫婦の自宅を捜索しました。
海斗容疑者は横浜市で中学時代を過ごし、サッカー部に所属していたといいます。
海斗容疑者の学生時代を知る人
「ムードメーカー的な感じだった。サッカーもうまかったので、そこでかっこいいなと思って。横浜市の大会とか、けっこう点を決めていましたね。けっこうモテていたと思います」
海斗容疑者の知人
「見た目は多少やんちゃなところがあったんですけど、明るい子です」
取り調べに対し、「自分たちは関係ない」と容疑を否認している竹前容疑者夫婦。しかし、その後の捜査関係者への取材で、海斗容疑者が韓国のインチョンを経由し、タイのバンコクに逃亡しようとしていたことが新たにわかりました。
一方、妻の美結容疑者は…
記者
「横浜市内にあるホテルで生後7か月の娘と一緒にいたところを確保されたということです」
匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」による犯行も視野に捜査が進んでいる今回の事件。警視庁で暴力団など組織犯罪の捜査を担ってきた櫻井裕一氏は…
元警視庁警視 櫻井裕一氏
「トクリュウという犯罪の上には必ず犯罪組織、暴力団組織だとか国際犯罪組織が絡んでいるのは間違いない。(海斗容疑者が)『こっちに来い』と言われて、受け入れる犯罪組織なり国際拠点がある。そこに逃げようとしたのかもしれない」
栃木県上三川町の住宅で富山英子さんが殺害されるなどした事件。海斗容疑者が事件前、面識のあった少年の一人に仲間を集めさせた可能性があることが新たにわかりました。
4人の少年のうち、2番目に逮捕された少年が闇バイトに応募。その後、竹前容疑者夫婦と知り合ったとみられます。
少年の一部
「事件当日まで普通のバイトだと思っていた」
少年の一部はこう供述しているということですが、殺害された富山さんは胸など20か所以上を刺されていたほか、飼われていた犬も殺されたとみられています。
近所に住む人
「『ここんとこ吠えないな』って言っていた。いつも吠えてたんだけど、全然聞こえなくなったからね」
少年の一部は「やらなければ家族や友達を殺す」と夫婦に脅されていたといいますが、具体的な指示はあったのでしょうか。
元警視庁警視 櫻井裕一氏
「4人に対しての指示役であって、なおかつ凶器を準備した。だけれども細かい指示は出していないと思います。逃げるときはこうしようとか、そこまでの計画性がちょっと稚拙。『もう行け』と、『(金品を)どこにあるのか聞け』と。『聞いてそれを奪ってこい』と。それだけの簡単なものだと思います」
犯行後、少年の一部はヒッチハイクや徒歩で逃走するなど、場当たり的ともみられる行動をとっていました。うち一人は事件後に飲食店のアルバイトに行き、そこで確保されていました。
さらに、「10万円の仕事が入った」と知人に話していた少年もいるといいます。
元警視庁警視 櫻井裕一氏
「成人は『闇バイトはやばい』という話を聞いて知っている人が多い。高校生はそういうニュースも見ないのでわからない。少年も結局、『お金が欲しい』ということで、例えば『家庭環境(が悪い)』とか『若干不良』だとか、そういう人間がそれに応募して参加していると思います」
警察は少年らへの聴取を続けながら実態解明を急いでいます。
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