国内
2026-05-30 07:50
42歳で初出産を経験したこえりさん。SNS上の高齢出産ママに対する偏見への思いを語った「高齢出産ママはヤバいやつ?」という投稿をし、話題になっています。投稿の中では「正直一括りにしないでほしい」と投げかけていますが、SNS上の偏見の中でも特に「一人っ子の高齢出産ママは地雷」という言葉が胸に突き刺さったそう。産みたくてもままならない二人目への葛藤や、体力面での不安などママとしてのリアルを発信し続けているこえりさんに、出産・育児に対する思いや、高齢出産との向き合い方を聞きました。
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■体力面や教育費...葛藤と子を持つ喜び「2人目望んでいても難しい」
――高齢出産ママに対する偏見をSNSでご覧になったことがきっかけで、この投稿をされたということですが、ご覧になった当時はどのような思いが浮かびましたか?
「SNSの投稿を見た際、『ヤバイ、全部当てはまってる...』とある意味笑ってしまいました。当事者目線というよりは、どこか第三者目線だったのかもしれません。”やばい人“”クレーマー”という言葉に対してはショックというよりは『若い世代からそう思われてるかも』という思いもあったので『自分も気をつけなきゃ』と改めて思った部分でもありました」
――一番強く記憶に残ったワードや意見はなんですか?
「『一人っ子の高齢出産は地雷』という言葉だけは、正直、胸に刺さりました。高齢出産だからこそ、体力面や年齢的な理由、望んでいても難しいケースもあります。私自身も現に娘が”一人っ子”で...『二人目がほしい』という気持ちと『現実的に難しい』という思いを何度も行き来してきたので、そこは複雑な思いがありました」
――二人目について悩まれたなかで、そういったマイナスな言葉は突き刺さりますね。現在さまざまな葛藤も乗り越えながら育児をされているとのことですが、妊娠から出産までの日々をどのように振り返りますか?
「高齢出産だからこそ、母子ともに『無事に産めるか』『無事に生まれるか』というのは、常に不安ではありました。ただ、不妊治療を2年半してきた上での出産だったので、当時は不安よりも、まず授かれたことへの喜びが大きかったように思います。過酷な悪阻時期、絶対安静の1ヵ月を超えてからは出産への怖さより『やっと会える』という楽しみの方が勝っていました」
――今回の投稿で取り上げられていたような偏見や視線から、周囲よりも高い年齢でママになることに対する不安を抱いている方もいらっしゃいます。ご自身も不安を抱えていた時期もあったのでしょうか。
「なんとなく思っていた不安がより具体的になったのは、出産後だったと思います。『体力は持つだろうか』や『教育費や老後資金を考えるといつまで働けるだろうか』や『ちゃんと命を育てていけるだろうか』といった出産前からも漠然とは考えていた不安が、子どもとの生活を初めていくとどんどん具体的に湧き出てきました」
――出産後、お子さんとの今後の人生にリアリティが増したのですね。そんな状況から現在、心境の変化はありましたか?
「今も不安がゼロになることはありません。子育てをしていると新たな悩みや不安も次々と出てきます。でもそれ以上に毎日びっくりするくらい成長していく娘が愛おしくて。不安なことばかり考えていられないというのが正直なところです。子どもが笑ったり、泣いたり、歌ったり、絵を描いたり...その一つ一つが特別でかけがえのない時間だと感じています。
頭を抱えたくなる日もありますが、40過ぎまで子育てとは無縁だった私が毎日『ママ!』と呼ばれること自体、奇跡で幸せなことだと思っています。体力的にはきついと感じることもありますが、自分が若い頃に出産していたら、今ほど気持ちに余裕を持って子育てできていなかった気がします」
■「若いママと比べてしまう」同じような状況にある孤独なママのために...”井戸端会議”目指して発信
――投稿の中ではご自身が経験した出産・育児のリアルを投稿されています。なぜSNSの発信を始めましたか?
「元々は働き方を見直したいと持ったことが、SNS発信を始めたきっかけでした。高齢出産ということもあり、体力的に『いつまで今の仕事を続けていけるかな』と考えることが増えましたし、『小1の壁』という言葉を知って娘が小学生になった時に、できるだけ家で『おかえり』と迎えられる働き方ができたらいいなと思うようになりました。そこで、在宅でもできることの一つとしてInstagramの発信を始めました。何も特技や取り柄のない私が発信できることはなんだろうと考えた時浮かんだのが、『高齢出産ママとして感じたこと』でした。不妊治療や、出産後の苦労やモヤモヤした気持ち、初めての子育てで感じたことを日記のように綴りはじめたのがきっかけです。発信を続けていく中で、『私も高齢出産です』『めちゃくちゃ共感しました』『励まされました』とさまざまなコメントをいただけるようになり、こんな私でも誰かの気持ちを軽くしたり、寄り添えたりすることがあるんだと感じました」
――娘さんとの人生を考えた結果、新しい活動がスタートしたのですね。今、発信をすることに対してどのような思いがありますか?
「『2人目が欲しいけどうまくいかない』『体力的にしんどい』『若いママと比べてしまう』こういう悩みってリアルでは話しにくいと思うんです。私自身、不妊治療中や妊娠中、同じような状況の人が身近にいなくて孤立を感じることもありました。子どもが生まれてからも、自分から行動しないと育児に追われて孤立しちゃう方って多いと思うんです。私は運良くママ友に恵まれましたが、タイミングがずれてたら、1人孤立して毎日悩みと向き合いながらイライラした日々を過ごしてたかもしれないです。だからこそ、似たような方々に『私だけじゃないんだと、ホッとできるような場所になれたら』という思いで今は発信しています。
でも実際は、さまざまなコメントをいただくことで私自身が勇気や、元気をもらうことの方が多い気がしています。私の理想はコメント欄が“井戸端会議”みたいな場所になることです。同世代ママや高齢出産ママたちがコメントしてくれて、コメントを見た人がまた励まされたり、安心できたりする。そんな場所になったらいいなと思ってます。実際に『高齢出産ママがこんなにいて励みになります』とか『みんな同じ悩みを持ってて安心しました』といったコメントをいただくこともあって...同じ悩みや不安を抱えている人同士がコメント欄を通して少しでも繋がれたら、すごく嬉しいです」
――お子さんとどのような日々を歩んでいきたいですか?今後の人生の目標があれば教えてください。
「月並みではありますが、やっぱり『笑いの絶えない毎日』を過ごせることが理想です。不妊治療をしながら『自分に子どもが持てるだろうか』と悩んでいた時間を思い返すと、今こうして娘と過ごしている日常そのものが、すでにとても幸せなことだと感じています。だからこそ、この『幸せ』と思える毎日が少しでも長く続いてほしいと思っています。
娘の成長を少しでも長く見守っていきたいですし、将来必要以上に心配をかけないよう、夫婦共に健康で長生きするというのが高齢出産だからこその目標かもしれません。個人的には、おばあちゃんに間違われないように(笑)、いつまでも明るく元気でいられるよう頑張りたいです」
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■体力面や教育費...葛藤と子を持つ喜び「2人目望んでいても難しい」
――高齢出産ママに対する偏見をSNSでご覧になったことがきっかけで、この投稿をされたということですが、ご覧になった当時はどのような思いが浮かびましたか?
「SNSの投稿を見た際、『ヤバイ、全部当てはまってる...』とある意味笑ってしまいました。当事者目線というよりは、どこか第三者目線だったのかもしれません。”やばい人“”クレーマー”という言葉に対してはショックというよりは『若い世代からそう思われてるかも』という思いもあったので『自分も気をつけなきゃ』と改めて思った部分でもありました」
――一番強く記憶に残ったワードや意見はなんですか?
「『一人っ子の高齢出産は地雷』という言葉だけは、正直、胸に刺さりました。高齢出産だからこそ、体力面や年齢的な理由、望んでいても難しいケースもあります。私自身も現に娘が”一人っ子”で...『二人目がほしい』という気持ちと『現実的に難しい』という思いを何度も行き来してきたので、そこは複雑な思いがありました」
――二人目について悩まれたなかで、そういったマイナスな言葉は突き刺さりますね。現在さまざまな葛藤も乗り越えながら育児をされているとのことですが、妊娠から出産までの日々をどのように振り返りますか?
「高齢出産だからこそ、母子ともに『無事に産めるか』『無事に生まれるか』というのは、常に不安ではありました。ただ、不妊治療を2年半してきた上での出産だったので、当時は不安よりも、まず授かれたことへの喜びが大きかったように思います。過酷な悪阻時期、絶対安静の1ヵ月を超えてからは出産への怖さより『やっと会える』という楽しみの方が勝っていました」
――今回の投稿で取り上げられていたような偏見や視線から、周囲よりも高い年齢でママになることに対する不安を抱いている方もいらっしゃいます。ご自身も不安を抱えていた時期もあったのでしょうか。
「なんとなく思っていた不安がより具体的になったのは、出産後だったと思います。『体力は持つだろうか』や『教育費や老後資金を考えるといつまで働けるだろうか』や『ちゃんと命を育てていけるだろうか』といった出産前からも漠然とは考えていた不安が、子どもとの生活を初めていくとどんどん具体的に湧き出てきました」
――出産後、お子さんとの今後の人生にリアリティが増したのですね。そんな状況から現在、心境の変化はありましたか?
「今も不安がゼロになることはありません。子育てをしていると新たな悩みや不安も次々と出てきます。でもそれ以上に毎日びっくりするくらい成長していく娘が愛おしくて。不安なことばかり考えていられないというのが正直なところです。子どもが笑ったり、泣いたり、歌ったり、絵を描いたり...その一つ一つが特別でかけがえのない時間だと感じています。
頭を抱えたくなる日もありますが、40過ぎまで子育てとは無縁だった私が毎日『ママ!』と呼ばれること自体、奇跡で幸せなことだと思っています。体力的にはきついと感じることもありますが、自分が若い頃に出産していたら、今ほど気持ちに余裕を持って子育てできていなかった気がします」
■「若いママと比べてしまう」同じような状況にある孤独なママのために...”井戸端会議”目指して発信
――投稿の中ではご自身が経験した出産・育児のリアルを投稿されています。なぜSNSの発信を始めましたか?
「元々は働き方を見直したいと持ったことが、SNS発信を始めたきっかけでした。高齢出産ということもあり、体力的に『いつまで今の仕事を続けていけるかな』と考えることが増えましたし、『小1の壁』という言葉を知って娘が小学生になった時に、できるだけ家で『おかえり』と迎えられる働き方ができたらいいなと思うようになりました。そこで、在宅でもできることの一つとしてInstagramの発信を始めました。何も特技や取り柄のない私が発信できることはなんだろうと考えた時浮かんだのが、『高齢出産ママとして感じたこと』でした。不妊治療や、出産後の苦労やモヤモヤした気持ち、初めての子育てで感じたことを日記のように綴りはじめたのがきっかけです。発信を続けていく中で、『私も高齢出産です』『めちゃくちゃ共感しました』『励まされました』とさまざまなコメントをいただけるようになり、こんな私でも誰かの気持ちを軽くしたり、寄り添えたりすることがあるんだと感じました」
――娘さんとの人生を考えた結果、新しい活動がスタートしたのですね。今、発信をすることに対してどのような思いがありますか?
「『2人目が欲しいけどうまくいかない』『体力的にしんどい』『若いママと比べてしまう』こういう悩みってリアルでは話しにくいと思うんです。私自身、不妊治療中や妊娠中、同じような状況の人が身近にいなくて孤立を感じることもありました。子どもが生まれてからも、自分から行動しないと育児に追われて孤立しちゃう方って多いと思うんです。私は運良くママ友に恵まれましたが、タイミングがずれてたら、1人孤立して毎日悩みと向き合いながらイライラした日々を過ごしてたかもしれないです。だからこそ、似たような方々に『私だけじゃないんだと、ホッとできるような場所になれたら』という思いで今は発信しています。
でも実際は、さまざまなコメントをいただくことで私自身が勇気や、元気をもらうことの方が多い気がしています。私の理想はコメント欄が“井戸端会議”みたいな場所になることです。同世代ママや高齢出産ママたちがコメントしてくれて、コメントを見た人がまた励まされたり、安心できたりする。そんな場所になったらいいなと思ってます。実際に『高齢出産ママがこんなにいて励みになります』とか『みんな同じ悩みを持ってて安心しました』といったコメントをいただくこともあって...同じ悩みや不安を抱えている人同士がコメント欄を通して少しでも繋がれたら、すごく嬉しいです」
――お子さんとどのような日々を歩んでいきたいですか?今後の人生の目標があれば教えてください。
「月並みではありますが、やっぱり『笑いの絶えない毎日』を過ごせることが理想です。不妊治療をしながら『自分に子どもが持てるだろうか』と悩んでいた時間を思い返すと、今こうして娘と過ごしている日常そのものが、すでにとても幸せなことだと感じています。だからこそ、この『幸せ』と思える毎日が少しでも長く続いてほしいと思っています。
娘の成長を少しでも長く見守っていきたいですし、将来必要以上に心配をかけないよう、夫婦共に健康で長生きするというのが高齢出産だからこその目標かもしれません。個人的には、おばあちゃんに間違われないように(笑)、いつまでも明るく元気でいられるよう頑張りたいです」
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