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2年ぶりに発生「エルニーニョ現象」、海面水温「+2℃」がもたらす「スーパーエルニーニョ」の恐ろしさ【Nスタ解説】

国内
2026-06-11 22:33

10日に気象庁が発表した、2年ぶりの発生となる「エルニーニョ現象」。発表された年は、どんな影響があるのでしょうか?


【写真で見る】「スーパーエルニーニョ」の恐ろしさ


2年ぶりに発生「エルニーニョ現象」、海面水温「+2℃」がもたらす「スーパーエルニーニョ」とは

井上貴博キャスター:
6月10日、気象庁が約2年ぶりに「エルニーニョ現象」が発生すると発表しました。「エルニーニョ現象」とは何なのかをみていきます。

坂口愛美 気象予報士:
南米ペルー沖で海面水温が例年よりも「0.5℃以上高い状態が1年以上続く」と、「エルニーニョ現象」が発生しているということになります。


そして、海面水温が高い場所が普段より東寄りになるので、太平洋高気圧の勢力も、通常のエルニーニョ現象の時に比べて少し控えめになります。

これまでエルニーニョ現象が発生すると「冷夏」になりやすいと言われていましたが、2026年は少し事情が異なります。


まず、海面水温が通常の基準である「+0.5度」を超え、「2℃以上」高くなる、いわゆる「スーパーエルニーニョ」になりそうなんです。

「たった2℃?」と思うかもしれませんが、海は大気よりも多くの熱を蓄えることができるため、海の温度がわずか1℃上がるだけでも、地球全体の気候にはとてつもなく大きな影響を与えます。

その影響で水蒸気の量も増え、雲が発生しやすくなります。


さらに、今回は通常のエルニーニョよりも日本に近い海域まで海面水温が高くなりそうです。そうなると太平洋高気圧もしっかり張り出してきます。

例年より海面水温の高い範囲が東方向まで広がることで、台風の発生地点も東寄りになり、そこから長い時間をかけて発達した台風が高気圧の縁をなぞるように日本へ近づきやすくなるといった懸念もあります。

太平洋高気圧の張り出し具合も、台風の進路に大きく影響します。張り出しが弱ければ台風は日本に近づかず、逆に強すぎれば大陸側へ抜けていきます。


2026年は、ちょうど台風が日本に向かいやすい“高気圧の配置”になるという予想も出ています。


過去には堤防決壊も…「スーパーエルニーニョ」の恐ろしさ

井上キャスター:
「スーパーエルニーニョ」は2015年にも発生しました。

この年は、27個の台風が発生し(平均25.6個)、うち16個が非常に強い勢力以上でした。

2015年9月には、台風や温帯低気圧の影響で、関東・東北で「記録的豪雨」になり、鬼怒川の堤防が決壊しました。


TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
特に最近は豪雨災害が頻発し、次から次へと間隔を置かずに押し寄せてきます。災害対応も一息つく暇がありません。

2026年の夏は、これまで以上に気をつけて対応しないとまずいですよね。


井上キャスター:
確かに、2026年は梅雨入り直後に九州などでも警戒が呼びかけられましたので、2026年は長い期間、そして大雨に警戒が必要だということが言えそうです。


雨を弾かない傘は「寿命」じゃない!撥水力が復活する“裏ワザ”

井上キャスター:
ここからは「傘」についてみていきます。

撥水加工が施された傘は、最初こそ雨をよく弾きますが、時間が経つと雨が浸透しやすくなり、撥水力が落ちてきます。ただ、これは傘が劣化したサインでも寿命を迎えたサインでもありません。ある方法を使えば、ある程度元の状態に戻せると言われています。


では、そもそも撥水加工とはどういうものなのでしょうか。槙田商店によると、傘の生地には「フッ素樹脂コーティング」による無数の細かい突起があり、これが雨を弾いているそうです。

しかし、使っていくうちに汚れや摩擦によってこの突起が倒れてしまうため、水が染み込むようになってしまうわけです。


そこで役立つのが、警視庁の災害対策課が公式SNSで紹介していた「傘の回復術」です。


「ドライヤーの熱で撥水効果が回復する」そうなんですが、そのやり方はとても簡単で、約10cmの距離から30秒ほど全体を温めると、熱によって寝ていた突起が元に戻り撥水効果が回復するそうです。(※フッ素樹脂加工されている傘に限る)


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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ  福島県出身 政治記者歴30年


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