
改正皇室典範の成立を受けて、野党では「一定の進展が見られたことは良かった」と評価する声がある一方、皇位継承に関する部分が盛り込まれたことに批判の声が出るなど評価が分かれました。
国民民主 玉木雄一郎 代表
「一定の進展が見られたことは良かったと思っております。皇族数の確保の観点からは一歩前進だと思います」
参政 神谷宗幣 代表
「概ね良い方向で前に進んだのではないかなと考えています。ただ、これで全て終わったということではない」
改正案の採決で党として賛成した国民民主党と参政党の代表はこのように評価したうえで、引き続き安定的な皇位継承に向けた方策についても検討していく必要性を強調しました。
中道 小川淳也 代表
「非常に大きな感慨と、なお一層丁寧な議論の必要性の双方を今般の改正案の成立を機に改めて強く感じているところです」
公明 竹谷とし子 代表
「もっと本来であるならば、多くの議員が会派が賛成できるものにすべきものだったと思います」
中道改革連合と公明党も党として賛成しましたが、中道の小川代表は“(男系男子の)養子論については実現可能性も含めて懐疑的な見方を持っている”と述べました。中道は衆院・本会議の採決で早稲田副代表ら4議員が退席しています。
また、公明の竹谷代表は、「国民の理解が得られる努力を、政府も国会もしていかなければならない」と指摘しました。
立憲 水岡俊一 代表
「政府案が最初からありきで、それをもとにアリバイ作りをしたと言うべき、今回のすり替え論議は極めて騙し討ち的だ」
共産 田村智子 委員長
「禍根を残す、そういう結果になった。高市首相、高市政権がいかに国民の方を向いていないか、国民の声を聞いていないか示すもの」
れいわ 山本ジョージ 幹事長
「国民の総意というのには全く程遠い内容のもので国民を無視した皇室典範の改正案だと考えております」
社民 福島みずほ 党首
「女性天皇・女系天皇を認めるかどうかは争点にすらなりませんでした。それが問題です」
一方、参議院の野党第一党である立憲民主党をはじめ、共産党、れいわ新選組、社民党は反対しました。
いずれの党も、皇室に迎えた養子の子が男子であれば皇位継承資格を持つとしたことなどを、“与野党各党の代表者らが話し合う全体会議で議論していない内容だ”と批判しており、立憲の水岡代表は、衆・参両院あわせて6時間あまりの審議時間についても触れ、「極めて乱暴であり、皇室に対する敬意を欠くものだ」と批判しました。
チームみらい 高山聡史 幹事長
「賛成反対いずれの立場からも尊重されるべき」
日本保守党 百田尚樹 代表
「(女性皇族が)ご婚姻後も皇族に残るというこの案ですが、これは将来において皇統が途絶える可能性がある。そういうリスクを内包している」
また、チームみらいは党としての賛否は決めず、議員個人の自主投票としました。
日本保守党は、改正の内容について「全体に賛成も反対もできない」として、採決を退席しました。
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