人気漫画「聖闘士星矢」を手がけた漫画家の車田正美さんが元マネージャーの男性らに資金を無断で流用されるなどし、46億円の損害を受けたとして、返済分を除く、28億円の賠償を求めて東京地裁に提訴しました。
世界累計5000万部を突破し、アニメも大ヒットした人気漫画「聖闘士星矢」。近年は、アメリカ・ハリウッドで映画化されるなど海外で高い評価を得ています。
そんな作品を手がけた漫画家の車田正美さん(72)がきょう、会見を開き、元経理担当のマネージャーの男性らから会社の資金を無断で流用されるなどして、2018年ごろからの6年間でおよそ46億円の損害を受けたと訴えました。
漫画家 車田正美さん
「発覚当時は信じられなく、怒りというよりも、そんなものは通り越して虚しくなったものでした。お金の出入りは全てこの男に任せておいた次第です。横領を続けていたとはまるで知ることもなく、ここに至ったというわけであります」
車田さん側の訴えによりますと、マネージャーだった男性は車田さんの作品の著作権などを管理するA社に似た名前のB社を設立。本来、取引先がA社に支払うはずのライセンス料をB社に振り込ませるなどしていたと主張しています。
こうした資金の流用は、おととし、東京国税局から指摘を受けて発覚しました。
漫画家 車田正美さん
「私自身は創作、漫画の執筆活動に専念したいということで、他のことはお前に任せるからなと、そういう感じでやっていました」
車田さんは、男性らに対し、すでに弁済された18億円を除く、28億円余りの賠償を求めて東京地裁に提訴しました。
漫画家 車田正美さん
「私利私欲のために信じていたものを平気で裏切る人間がいるのだなという、どうしようもないやるせなさです。一時は、私自身も人間不信になりかけたほどです。しかし、これから私はまだまだ、読者の皆さん、世界中に聖闘士星矢、車田漫画を愛してくれる人たちのためにも、まだ頑張って執筆を続けていきたいと思っております」
JNNは男性側に取材を申し込みましたが、これまでに回答はありません。
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