おととし、横浜市の住宅で住人の男性が暴行され死亡した「闇バイト強盗事件」。複数の事件に関与したとして強盗致死などの罪に問われた実行役2人に無期懲役の判決が言い渡されました。
裁判長
「被害者に苛烈な暴行を加え、多大な精神的苦痛を与え続ける犯行態様は悪質というほかない」
「闇バイト連続強盗事件」の実行役2人に言い渡されたのは無期懲役の判決でした。
藤井柊被告(28)と久保田陸斗被告(23)は、おととし、首都圏で相次いだ強盗事件に関与したとして、強盗致死や強盗傷害などの罪に問われています。
横浜市青葉区の事件では、当時75歳の後藤寛治さんが暴行され死亡しました。
きっかけは近年相次ぐ闇バイト強盗事件と同様、「SNS上のアルバイト募集」でした。
「いいバイトを紹介します。日給5万円」
自ら応募したという2人はこのような書き込みに危険性を感じなかったといいます。
しかし、応募からわずか2週間ほどで強盗致死事件の実行役に。
裁判で2人は、応募した際、“強盗だとは知らなかった”と説明しましたが最初の事件を起こした後も、次々と強盗事件に関与していきます。
藤井被告
「指示役が怖かった」
久保田被告
「断ったりすると『家を燃やす』とか言われました」
弁護側は「指示役らに脅され逆らうことができなかった」「住人の死亡につながる暴行はしていない」などと主張。
そして、きょうの判決。
千葉地裁は2人が2件目の強盗事件以降は「強盗に加担することを十分に認識していた」とし、その上で「報酬欲しさや保身から犯行を繰り返した」「指示役の指示に従う立場であったが犯罪に不可欠な役割を担った」と指摘。さらに、横浜市の強盗致死事件の暴行について、「暴行した実行犯としていない実行犯との間で刑事責任に大きな差が生じない」としました。
そのうえで―
裁判長
「最も安心できるはずの自宅で苛烈な暴行を受けて、命を落とした被害者の苦痛や無念は察するに余りある」
2人に対し「無期懲役」の判決を言い渡しました。
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