イスラエルのネタニヤフ首相は、侵攻を続けるパレスチナ自治区・ガザでの戦闘について、「停戦の準備ができている」などと述べました。一方で、恒久的な停戦については否定的な考えを示しています。
ネタニヤフ首相は28日、地元メディアのインタビューに応じ、イスラム組織「ハマス」が拘束する人質の解放に向けた交渉について「条件は大幅に改善していると思う」などと述べたうえで、ガザで続く戦闘について「停戦の準備ができており、人質の解放を達成できると考えている」などと述べました。
一方で、「いかなる段階でもガザ戦争を終わらせる用意はない」として、恒久的で完全な停戦には否定的な考えを示しました。
ガザ停戦に向けては、ハマスが27日に「あらゆる停戦努力に協力する」とする声明を出したほか、アメリカが停戦交渉を仲介する関係国とともに働きかけを強める考えを示しています。
ただ、ハマスは恒久的な停戦やイスラエル軍のガザからの完全撤退などの条件を譲らず、イスラエルとの間には大きな溝があり、停戦に向けた動きが今後進展するかどうかは不透明な状況です。
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