ミャンマー国境にある日本の高校生が詐欺を強要されていた犯罪集団の拠点に日本人12人がいるとみられ、新たに女性も含まれていることが分かりました。
区画整備され新しい建物が並ぶ“街”。ミャンマー東部カレン州にあるこの一帯は中国系の犯罪集団が外国人を監禁しているとされる特殊詐欺の拠点です。こうした拠点はタイとの国境地帯に点在していますが、最近、ある異変が…。
記者
「あちらにミャンマーの詐欺拠点とみられる場所があり、ついこの間まで明かりがこうこうとついていましたが、いまはほとんど消えていますね」
この拠点を先月撮影した時にはカジノリゾートのような光景が広がっていましたが…。
いったい何があったのか。
実は、こうしたミャンマー国境の街にはタイ側から電力などが供給されていましたが、犯罪集団を弱体化させるため、タイ政府が今月、電力やインターネットを遮断したのです。
記者
「(電気が)またついた。また消えた」
ただ、発電機や衛星通信を使って詐欺は続けられているとみられます。
カメラマン
「ミャンマー側から2台のバスが来ました。中国人被害者を乗せているとみられます」
監禁されていた外国人の解放が進む中、日本人について新たな情報が…。
先月保護された宮城県の男子高校生が「かけ子」として働かされていた詐欺拠点に、ほかに12人の日本人がいるとみられることが分かりました。中には女性もいるということです。
最近まで監禁されていたというケニア人の男性は、別の拠点に20人ほどの日本人がいたと話します。
最近まで監禁 ケニア人男性
「『アリガトウ』は『Thank You』という意味ですよね?男性がチョコレートか何かをもらって『アリガトウ アリガトウ』と言っていたのが聞こえました」
人身売買の被害者を支援する国際NGOは「日本人の解放に身代金が求められている可能性もある」としています。
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