パレスチナ自治区ガザでの戦闘を再開したイスラエル軍は、地上部隊による作戦の範囲を拡大し、南部ラファを攻撃しました。ハマス側もロケット弾を発射するなど、事実上停戦は崩壊し、戦闘激化が懸念されています。中継です。
まずは最新情報からお伝えします。中東アルジャジーラによりますと、きょうに入ってもイスラエル軍はガザ全土への攻撃を続けていて、ここ数時間のうちにガザの北部と南部で空爆が相次いでいるということです。
イスラエル軍が攻撃を再開してからきょうで3日となりますが、これまでの死者は710人に上っているということです。
また、イスラエル軍は20日、ガザ南部のラファでも地上作戦を開始したと発表しました。
これまでに北部や中部でも地上部隊を投入するなど、範囲を拡大し続けていて、今後ハマスとの衝突に発展し、民間人への被害が拡大する可能性が高まっています。
また、ハマスも20日、報復としてイスラエル中部に向けてロケット弾3発を発射。このうち2発が空き地に着弾したということですが、けが人はいないということです。
ロイター通信によりますと、仲介役のエジプトやカタールは20日、イスラエルとハマス双方に自制を呼びかけたということですが、これまでに進展はみられていないということです。
今年1月に発効した停戦ですが、わずか2か月で双方がこれを破り、事実上崩壊した形で、ガザ情勢は一層、緊迫化しています。
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