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「トルコでプーチンを待つ」ウクライナ×ロシア“直接協議”は実現するか? 初めての会見で新教皇「戦争にNOを」 ゼレンスキー氏と電話会談も【news23】

海外
2025-05-13 12:11

3年以上続くウクライナ侵攻。プーチン大統領は、ウクライナに「直接協議」を一方的に提案しました。これにゼレンスキー大統領は、木曜日に「トルコで待つ」とメッセージを送りました。会談は実現するのでしょうか?


【写真でみる】「トルコでプーチンを待つ」ゼレンスキー氏の表情は…


新教皇が会見「戦争にNOを…」

およそ10万人の信者の前に姿を見せた、新ローマ教皇レオ14世。日曜恒例の集いでウクライナに、こう思いを寄せました。


ローマ教皇レオ14世
「愛するウクライナの人々の苦しみを胸に抱いています。一刻も早く、正真正銘の、公正で永続的な平和を実現するためにあらゆる努力を払いましょう」


さらに12日は、初めて記者会見に挑みました。


ローマ教皇レオ14世
「言葉や映像への戦争に対し、NOと言わなければならないのです」


この会見に先駆け、ゼレンスキー大統領はSNSでレオ14世と電話会談を行ったと発表。


ゼレンスキー大統領
「会談はとても温かく内容のあるものでした」


ロシアに拉致されたウクライナの子どもたちなどについて会話を交わし、教皇をウクライナに招待するとしています。


トランプ大統領とゼレンスキー大統領の電撃会談から2週間。バチカンから始まった“停戦への動き”は、今後、実を結ぶのでしょうか。


ゼレンスキー氏「トルコでプーチンを待つ」

10日、イギリス、フランスなど4か国の首脳とキーウで会談したゼレンスキー大統領。会談後、首脳らは12日から30日間「無条件停戦」に応じるよう、ロシアに求めました。


これに対しプーチン大統領は…


プーチン大統領(11日)
「我々はウクライナ側に対し、彼らが2022年に中断した交渉を再開し、直接協議を再開することを提案する


停戦には言及せず、ウクライナ側との直接協議を今週15日にトルコ・イスタンブールで行うと一方的に提案しました。


実現すれば、2022年以来となる両国の直接協議。この提案にゼレンスキー大統領は…


ゼレンスキー大統領
「5月15日の木曜日にトルコでプーチンに会えることを期待しています」


「トルコでプーチン大統領を待つ」と、直接協議に応じる考えを表明。「プーチン大統領が会談に『来られない』という言い訳を探さないことを願っている」として、プーチン大統領に”トップ会談”を呼びかけました。


協議に向けた動きが報じられた、ロシア国内では…


モスクワ市民 
「前向きなものであることを願っています。待ち望まれた停戦があり、その後に平和が訪れることを」
「プーチンはとても良い人です。だから私たちは平和を望んでおり、交渉がうまくいくことを願っています」


一方、ウクライナ国内からは…


キーウ市民  
「彼(プーチン)が嘘をつくのは今回が初めてですか?彼はいつも嘘ばかりついています」
「プーチンは時間稼ぎをしているだけ。ただの無意味なおしゃべりです」


プーチン氏はトルコに行くのか?

藤森祥平キャスター:
プーチン大統領はトルコでの直接協議に行くのでしょうか。


TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
微かではありますが、プーチン大統領がトルコへ行く可能性は出てきたと思います。


一つは、これまでプーチン大統領はゼレンスキー大統領を交渉相手と認めてきませんでしたが、今回は前提条件なしで対応するとしています。


また、今回はトランプ大統領が仲介しています。トランプ大統領は、直接協議に応じなければ、ロシアに対して経済制裁をするとのことなので、プーチン大統領としても出席せざるを得ない状況にはなりつつあります。


一方トランプ大統領は、ウクライナの国境や安全保障の問題といった中身よりも、ロシアとウクライナの仲介をするというパフォーマンスに関心があります。仮にトップ会談が実現したとしても、その中身がすぐに前進するのかについては、期待が薄いというのが現状だと思います。


藤森キャスター:
まずは直接協議が実現するのかが、注目されることにはなるでしょうね。


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<プロフィール>
星 浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年


※動画内で紹介したアンケートは13日午前8時で終了しました。


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