アメリカのトランプ大統領が第二次政権発足後初の本格外遊となる中東3か国の歴訪に出発し、先ほど、最初の訪問国であるサウジアラビアに到着しました。
日本時間午後4時。トランプ大統領が中東サウジアラビアに到着しました。訪問の最大の狙いは巨額の対米投資です。
アメリカ トランプ大統領
「1兆ドル近くをアメリカ企業に投資することを約束してくれた」
さらに、カタールやUAE=アラブ首長国連邦も訪れるトランプ氏。3か国あわせてアメリカが獲得するディール=取り引きは、1兆ドル=140兆円を超えるとみられていて、国内に向けた大きなアピールになるとみられます。
また、こんな思惑も。
ハドソン研究所 ジネブ・リボア氏
「中東地域では中国が存在感を増してきています。そんな中、トランプ大統領が訪れることで、中東の安全保障をアメリカが重視していることを示す狙いがあると思います」
サウジアラビアとイランの外交関係の正常化を仲介するなど、中国が存在感を高める中、中東外交の主導権は渡さない。そんなメッセージも込めた歴訪になりそうです。
サウジアラビアで取材中のワシントン支局、樫元支局長の中継です。
トランプ大統領の到着の際には、実力者のムハンマド皇太子が空港で出迎えました。サウジ側としては手厚い待遇といえます。
トランプ氏はこの後、ムハンマド皇太子と会談を行うほか、両国の投資に関するイベントで演説を行う予定です。イベントにはアメリカ企業のCEOらも多数参加する見通しで、2017年の訪問時と同じように巨額のディールが生まれそうです。
アメリカ側はルビオ国務長官、ヘグセス国防長官、ラトニック商務長官も帯同していて、政権をあげての訪問であることがわかります。
バイデン前大統領とは異なり、トランプ大統領はサウジアラビアにとって耳の痛い人権問題などについては一切触れず、お互いの利益を重視する。そんな訪問となりそうです。
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