イスラエルとイランの攻撃の応酬が続く中、アメリカのトランプ大統領がイランへの攻撃計画を承認した上で、最終的な命令を保留していると報じられました。
3時間ほど前、イスラエルを襲ったイランのミサイル攻撃。現地メディアによりますと、各地で合わせて少なくとも65人が負傷しました。また、イスラエル政府は、南部で病院にミサイルが直撃したと明らかにしました。
一方、イスラエル軍は19日、イラン西部・ホンダブにある核関連施設「アラク重水炉」を攻撃したと発表しました。イランメディアは、放射性物質による汚染はないとしています。
人権団体によりますと、連日続くイスラエル軍の攻撃でイランはこれまでに少なくとも600人以上が死亡、うち263人は民間人だということです。
こうした中、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたのは。
ウォール・ストリート・ジャーナル
「トランプ大統領が17日遅く、イランへの攻撃計画を承認したことを側近に伝えた」
ただ、イランに核開発を放棄する意思があるかどうかを見極めるため、最終的な命令は保留している、と伝えています。
また、ブルームバーグ通信は、アメリカの当局者らが数日以内にイランを攻撃する可能性に向け、準備を進めていると報じました。
イランへの対応について問われたトランプ大統領は。
アメリカ トランプ大統領
「やるべきことは考えているが、最終決定はしていない。最終決定は期限の直前に下すことが好きだ。状況は変わるからだ」
一方、ニューヨーク・タイムズは、イランがアメリカとの早期の対話に応じる見通しであると報じました。
イラン政府高官の話として伝えたもので、アメリカ側はイランの核開発を主題とした協議を求めているものの、イランはイスラエルとの停戦について話し合う方針だということです。
こうした中、イランのアラグチ外相はSNSで、「外交に引き続き尽力する」と表明。
ロイター通信によりますと、イギリス・フランス・ドイツの外相がスイスで20日、アラグチ外相と核問題をめぐり協議する方針です。
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