お手頃価格で楽しめる大衆チェーン店が、いま新業態を続々出店しています。キーワードは「プチ贅沢」。価格帯をあげる理由を取材しました。
【写真で見る】「ビッくらポン!(R)」設置せず…くら寿司“上位ブランド”のシックな内装
3センチもの厚切りロースカツ、気になるお値段は…
東京・品川区に2025年3月にオープンした「厚切りとんかつ 厚とん」。店の名物は、厚さ3センチもあるロースカツです。
20代 会社員
「衣がサクサクしていて、脂に非常に甘みがあっておいしかったです」
実はこちらのお店、お手頃価格で楽しめる、あの「串カツ田中」の新業態なんです。
気になるのは、この厚切りトンカツのお値段。豚肉やお米にこだわった結果、お値段2970円と、お高めな価格になっています。
20代 会社員
「ちょっと高いなと思ったんですけど、食べてみたらうまいなって。プチ贅沢だなという感じです」
40代 会社員
「相場に比べると1000円ぐらい高いというイメージですけど、満足度ありますね」
串カツ田中HD 織田辰矢 取締役
「幅広い人たちに、串カツ田中グループ全体として楽しんでいただきたいと思って、(串カツ田中とは)違った価格帯にしております」
くら寿司の上位ブランドも! 生本まぐろに朝どれ鮮魚
こういった、お手頃価格のお店が出す“プチ贅沢ブランド”がいま増えているんです。
大手回転ずしチェーン「くら寿司」は29日、上位ブランドとなる「無添蔵」を関東に初出店。
店内は落ち着きのあるシックな内装。くら寿司といえばの「ビッくらポン!(R)」も姿が見当たりません。
メニューにも多くのこだわりが。
ブロックで仕入れた生の本まぐろを使用した三種盛り(980円)や、福井県でその日の朝に水揚げされ、新幹線で輸送される鮮度抜群の魚などを使用。
数に限りがあり、くら寿司全店舗で提供することが困難な、上質なネタを提供しています。
20代
「普段(行く)くら寿司とのちがいを比べてみたい」
40代
「普通のところは女性ひとりだと入りづらかったり…。おしゃれだと行ってみようかなと」
お手頃価格の大衆チェーンが“プチ贅沢”路線へ。この動きは今後も加速していきそうです。
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