大手小売りを対象にした「随意契約」の備蓄米の引き渡しが、きょうから始まりました。楽天など通販サイトでも、きょうから販売を開始しましたが、直後に売り切れる事態となっています。

きょうから随意契約の備蓄米の引き渡しが始まり、きょう午前、2022年産の備蓄米1万トンを購入したアイリスオーヤマの精米工場には第一便のトラックが到着しました。

売り出し価格は5キロで2160円（税込）。宮城県と千葉県、神奈川県のあわせて3店舗で来週2日から販売されます。

小泉進次郎 農水大臣
「週明けには2000円の備蓄米を見るわけです」

一足先にアイリスオーヤマは、午後1時からネットでの販売も始めましたが、開始20分で初日分が完売。

また、楽天グループも正午から、備蓄米を5キロ税抜1980円で販売を始めましたが購入が殺到し、初回分はすぐに完売。

アクセス集中でシステムが一時ダウンし、予約分もすでに売り切れています。

LINEヤフーやメルカリは備蓄米の転売を防ぐため、フリマサイトなどでの出品禁止に踏みきっています。

一方、1キロ400円での販売を検討していたファミリーマートを始め、セブンーイレブンやローソンのコンビニ各社は選ばれず、“コメ年間1万トン以上の取り扱い”という条件を満たさなかったとみられます。

農水省はこのあと2021年産のコメの販売について、中小のスーパーや町のコメ店を対象とした説明会を行い、あすから購入申請の受け付けを始める方針です。

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