
朝食にランチに便利なコンビニのおにぎり。最近は“巨大なサイズ”のものが定番になりつつあります。中にはお弁当やラーメンがおにぎりになった変わり種も。
【写真を見る】「おにぎり巨大化」ナゼ?のり弁の“ワンハンド”や“味変”で飽きさせない工夫も【THE TIME,】
物価高の中「1個で満足」
お昼時の『ローソン』ゲートシティ大崎アトリウム店で、お客さんが次々と手に取っていたのが“重さ約180g”と、通常より“約1.5倍増量”した「大きなおにぎり 鮭マヨネーズ」(289円※6月10日新発売)。
THE TIME,マーケティング部 原千晶部員:
「横のこの厚み!中の鮭マヨネーズもたっぷり入って鮭の美味しさ、マヨネーズのマイルド感も楽しめる。ばっちり食べ応えがあります」
この「大きなおにぎり」シリーズでは、「チャーハン」(257円)や「しば漬けしそひじき」(246円)も販売され評判も上々のようです。
「手軽にぱぱっと短時間で食べられるし1個が大きいのがいい」(20代女性)
「1個で満足できるのがいい」(40代男性)
それにしてもなぜ、おにぎりを巨大化したのでしょうか?
商品本部 おにぎり担当・内田恵美さん:
「物価高もあり、おにぎりを2個買うとすごく高くなっちゃうよねという中で、“一個買えば満足のできる量”。販売数は前年比“約180%アップ”と好調に推移している」
駅で大人気「弁当」がおにぎりに
今やコンビニで定番化する“巨大おにぎり”。
その火付け役となったのが、JR東日本の駅ナカにあるコンビニ『NewDays』です。
東京駅では通勤時のラッシュタイムになると次から次へとおにぎりが売れていきますが、特に人気なのが“ボリュームたっぷり”の「スゴおに」シリーズ。
2021年から発売し、これまでのラインナップは80種類以上。過去には
▼エビフライやハンバーグにナポリタンなどをケチャップライスでサンドした「お子様ランチにぎりました」(330円)
▼豚骨ラーメン風味のご飯でチャーシューや卵に麺までサンドした「とんこつラーメンにぎりました」(345円)など一風変わったおにぎりも。
中でも一番人気なのが、「のり弁にぎりました」(340円※7月に再販予定)
原部員:
「中に揚げ物が溢れていますよ。唐揚げとコロッケと白身魚フライが入っていて本当によく食べるのり弁と一緒。これ1個でおなか一杯になります」
他にも、胡椒のきいたご飯にカルボマヨと半身の煮卵。それをベーコンでぐるっと巻いた「ベーコン煮卵おにぎり(カルボ風ペッパーソース)」(385円)も人気。ずしっとくる重さです。
原部員:
「味が染みている煮卵も美味しいし、ベーコンとカルボナーラのミルキーな味わいがすごく合う。ワンハンドで一気に食べられるのでタイパにもなる」
この“片手で食べられる”というのがミソ。NewDaysは立地柄“急いでいる客”が非常に多いということでー
商品開発担当・宮野早起さん:
「のり弁をワンハンドで食べられるおにぎりにしたら片手でさくっと食べられて、ニーズにマッチした商品なんじゃないかという一言から開発が始まった」
女性からもアツい支持を集めています。
「営業でこれから外回りだけど元気がでそう」(20代女性)
「重みもあってボリュームがあるので時間がない時もいい」(20代女性)
海苔なしで「満足感&値頃感」
『セブン-イレブン』からは、お茶碗“約一膳分のご飯”を使用した「一膳御飯」シリーズ。1個203円です。
お茶とカツサンドと一緒に「一膳御飯おむすび 焼肉のタレまぶし」を購入した30代男性は「全部で800円ぐらい。大きい方が満足度が上がるので1000円いかないで多く食べられるなら嬉しい」と満足気。(※一部エリア、店舗により取り扱いのない場合があります)
米飯・麺類開発担当・佐藤達也さん:
「極力余計なコストをかけずにそれでも美味しいおにぎりということで、海苔を外して混ぜご飯にすることで“満足感を持たせながら値頃感”を出している」
食べて飽きない“味変”の工夫
ファミリーマートでも通常の“1.5倍サイズ”で、2種類の具材が入った「大きなおむすび 昆布とツナマヨネーズ」(290円)」を販売。
「結構好きで何回かリピートしている。色々買うと高くつくけどこれ1個で満足しちゃうサイズ感と味」(20代男性)などとリピーターが続出しているとのことですが、そのワケは…
商品本部 デリカ食品部・栗原栄員さん:
「ボリュームがあるので味が単調だと食べ飽きてしまう。そこで具材を2種類にして食べている途中で“味変していける”商品にした。前年比200%以上の売り上げになっている」
サイズでビックリ、味でニッコリ。満足感はばっちりのようです。
(THE TIME,2025年6月24日放送より)
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