3連休最終日、ようやく秋めいてきました。東京都心では約3か月ぶりに気温が20℃台まで下がりました。この後、1日の寒暖差が大きくなる日もあるので、注意が必要です。
【写真を見る】朝晩の急な冷え込みで1日の寒暖差に注意 秋雨前線南下でようやく秋の空気に【Nスタ解説】
北海道から冬の便り、利尻山で初冠雪
北海道から冬の便りが届きました。
利尻富士町観光協会 齊藤淳 事務局次長
「初冠雪が正式に記録されまして、利尻富士の方に」
利尻山では22日、今シーズン全国で最初の初冠雪が観測されました。平年より11日、2023年より25日早い初冠雪です。
利尻富士町観光協会 齊藤淳 事務局次長
「(島民は)いよいよ冬がこれから本番を迎えるんだなという印象を持つ」
猛暑にサヨナラ!?秋の気配 東京で3か月ぶりに20℃台を記録
23日も暑い一日となった東海地方。三重県桑名市では最高気温が31℃を超え、真夏日に。
お客さん
「夏の最後にプールに入っとこうかと思って。入らないとやってられないくらい暑いので」
ナガシマスパーランドのプールには朝から大勢の家族連れが訪れ、にぎわっていました。
スタッフ
「例年に比べて残暑というものもあって、8月の夏休みくらいの賑わいで私たちもビックリしています」
一方、3連休最終日の23日、多くの地域では気温が下がり、秋の気配が。
行楽日和に恵まれたのは大分県の温泉地・湯布院。最高気温も25℃を下回り、観光客でにぎわっていました。
女性
「夏の終わりと秋のはじめを感じたいい連休でした」
また、群馬県の草津温泉では「足湯」が大人気。
観光客
「涼しいので入りやすいです」
23日の草津温泉はほとんどの時間帯で20℃を超えず、秋らしい陽気に。揚げまんじゅうの売り上げも徐々に伸びているといいます。
東京都心も肌寒い朝に。20.3℃と約3か月ぶりに20℃台を記録しました。
30代女性
「秋っぽい恰好をすればいいのか、まだ夏っぽい方がいいのか、ちょっと朝迷いました」
このまま本格的な秋となるのでしょうか。
前線南下でようやく秋の空気に 1日の寒暖差に注意
ホラン千秋キャスター:
何を着ようか悩む日々が始まりますね。
広瀬駿 気象予報士:
1日の寒暖差が大きくて、寒暖差についていけるかしんどくなるという季節にだんだん入っていきます。
衛星画像を見ると、南の海上にかかっている雲の帯は、季節の境目になっている秋雨前線となります。それより北は秋の空気で、移動性の高気圧に本州方面が覆われており、空の主役も変わってきているような状況になっています。
暑くなっても先週のような蒸し暑さではなく、からっとした暑さとなる見込みです。
この先の天気と気温を見ると、先週、35℃以上の猛暑日が続いた福岡・太宰府でも気温が上がっても33℃ほどです。これでも暑いですが、先週ほどではありません。
東京も26日(木)、27日(金)は30℃以上の予想です。厳しい暑さではありますので、念のため熱中症には注意をしてください。
ホランキャスター:
最低気温が結構下がってくるので、1日の寒暖差の中で体調管理を気にしないといけないですね。
広瀬気象予報士:
これで平年並みか高めなんですが、先週との差が大きくなる点には注意が必要です。
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<プロフィール>
気象予報士 広瀬駿さん
1989年愛媛県生まれ
気象予報士・防災士・健康気象アドバイザー
横浜国立大学大学院で台風を研究
・「コバエが、料理に一瞬だけ止まってしまった!」その料理、衛生的に大丈夫?専門家に聞いた
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